【競輪・東京スポーツ杯】モーグルと〝二刀流〟原大智が嬉しい初優勝!

2020年12月31日 00時43分

優勝した原大智

 2018年平昌オリンピックのフリースタイルスキー男子モーグル銅メダリストで、今年7月に競輪選手としても本格デビューした117期の原大智(23・宮城)が、30日に最終日を行った西武園競輪ミッドナイト「東京スポーツ杯」8Rのチャレンジ決勝を制して、うれしい初優勝を飾った。

 レースは「初めてで難しいし不安」という単騎戦だったが、うまく3番手を確保しタイミング良くまくり上げると、逃げた湯浅大輔(35・千葉96期)を最後の直線でつかまえて歓喜のVゴールに飛び込んだた。

 今シリーズは、初日のレース後に「ビビッてしまい何度も仕掛けるチャンスを逃した。過去最低の内容」と悔しがり、また準決終了後も「突っ張るつもりだったのに出られてしまった。ただただ脚力不足」と納得のいく走りで勝ち上がれたわけではなかった。

 ただ運も味方に付けてギリギリ優出を果たすと「後悔のないように力を出し切る競走をしたい」という戦前のコメントを決勝でしっかり実行し、最高の結果に結びつけた。

 この優勝が大きな自信になったことは間違いないだろう。とはいえ、「まだまだ課題だらけ」と自覚するように、競輪選手として克服するべきポイントは山積み。また、冬シーズンとなり「11月はモーグルの大会に出場していたので(競走を2本)欠場した。自転車歴の浅い自分にとって1か月空くのはかなり厳しくて、前回も今回も思うようなレースができなかった」と改めて二刀流挑戦の難しさを痛感したようだ。

「来月またモーグルの大会に参加します。コロナの影響で大会の開催数自体が減っているので、北京五輪に出るにはひとつひとつの大会が本当に大事になるんです。モーグルも競輪も、いい結果を出せるように、これからも頑張っていきます」

 自ら選んだ二刀流という険しい道のりは、まだスタートを切ったばかり。これからもいくつもの試練が待っているだろうが、並々ならぬ努力で乗り越えていくだろう。これからも一歩ずつ確実に歩を進め、前人未到の未来を切り開いていく。