愛知県の名古屋競輪場で開催された「第67回日本選手権競輪」(GⅠ)は23日、最終日を行った。決勝は村上義弘が番手まくりで優勝。昨年立川に続く連覇で、3回目の「ダービー王」を襲名した。

 3着に敗れた深谷知広がレース後、熱い胸の内を明かした。「負けたけど力は出し切れた。そしてあの2人と表彰式に出られたことがすごく光栄だった」。

 表彰台を共にした村上義弘と武田豊樹は5月から1年間の自粛欠場が決まっているが「こんな素晴らしい選手(の出場)を1年間止める意味がどこにあるのかと思う。力を合わせて声を上げていきたい」と強い語気で話した。

 輪界を引っ張る若武者の勇気ある発言。自粛期間軽減の動きにつながることになるか。