10月1日に初日を開催する伊東競輪のミッドナイト戦から「1番車から7番車を競走得点上位順に並べる」という試みが始まる。〝出走表をシンプルにすることで、お客様により分かりやすく楽しんでいただくことを目的に〟と導入された新制度。

 伊東シリーズの初日特選1番車・佐藤一伸(33=福島)は、3日間必ず1番車に入ることになる。内枠は初手で好きな位置を取りやすく一般的には有利と言われているが、その分スタートで神経を使うため1番車を喜ばない選手も中にはいる。

 佐藤も「正直(3日間1番車は)やりにくいですね」と苦笑い。内枠をもらって「うれしい」と笑顔を見せたダッシュタイプの機動型や、「自分が内枠に入ったらプレッシャーだな…」と困惑するベテランのマーク選手、「Sは自信あるので外枠でも関係ない」と言い切るスタート自慢など、新制度の感想は三者三様だ。

 まずは初日のレースを見て傾向をつかみたい。