伊勢崎「雨王決定戦」に異論

2012年06月21日 15時50分

【伊勢崎超ブルース】今年に入り、伊勢崎がナイター開催に移行したのが5月18日。毎節初日6Rに企画レースが組まれ、好評を博している。

 伊勢崎ナイターオート「第34回東京スポーツ杯」(21日開幕)のそれは「雨王決定戦」。オート界屈指の雨巧者が集結し、まさにこの時期にはピッタリの〝企画モノ〟だ。

 だが、ひとつだけ難点が…。雨が降ってくれないことには企画倒れに終わってしまうのだ。

 当地の雨走路といえば他場に比べ①食い付く②外も利きやすい③タイムが出やすい。こんな特徴がある。単純に言えば、良走路の動きの延長という側面が大きく、エンジン自体が良くないと勝負にならないとの見方が圧倒的だ。

 伊藤弘幸はややため息交じりにこう漏らす。

「雨でも滑らないから後ろの選手がすごいタイム出してくる。前は厳しいんじゃないの…」

 雨の最重ハン〝2大巨頭〟の外に置かれた青木治親はただただ笑うしかない。

「自分は内を使うタイプだからグリップする雨は得意じゃない。しかも同ハンの内に岡部さんと竹谷さんがいるんですよ」

 還暦を過ぎた大ベテラン小林啓二は「ここの雨は乗り方だけでごまかしが利く走路やないからね。最後にはどうしてもスピード負けしてしまうんよ」と伊勢崎の雨=力勝負を強調する。

 雨巧者の周辺取材を進めてもそんな声しか聞かれなかったが、ただ一人〝反論〟してきたのが早川清太郎だった。出番は11Rで、当事者ではないがこう警告するのだ。

「これまでは異常なまでに食い付いていたけど、前節を走ってなんか違ったんですよ。ちょっと滑る。前は他場で雨が乗れない人でも乗れるようなところもあったけど、前節の感じからしたらそんなこともない。自分は素直に雨巧者と言われる人が有利だと思いますよ」

 早川のこの言葉がどうにも気になるのだ。