こんにちは、2020東スポミッドナイト競輪アンバサダーになりました太田理恵です!

 競輪歴は半年ですが、選手個人の力だけでなくラインや展開次第で結果がすっかり変わってしまう競輪の魅力にどっぷりハマっています。最近は家でスピンバイクをこぎながら、レースを見ています。

 3月某日のミッドナイト開催の川崎競輪に取材に行きました。観客がいない競輪場で月に照らされるバンクが幻想的。静寂に響く出走機の音、タイヤのこすれる音、普段よりはっきりと聞こえる鐘の音。ゴールした後の選手の息遣いや声を掛け合う緩んだ表情。異世界にいるような、最高にぜいたくな時間でした。

 昼間のやじや応援が飛び交う、ライブみたいな一体感があるレースも大好き。でも、静かなレースはすごく新鮮で、元選手の郡司盛夫さんや内田玄希選手(東京)にもお話を聞けました。ミッドナイトは若手の選手も多いので、推し選手の成長を見届けるのも醍醐味ですね。

 また、4月10~12日の奈良競輪のナイターでSPEEDチャンネルの生中継のアシスタントデビューをさせていただきました。直前まで分からないオッズや着順、審議の対応に戸惑いながらも、収穫が多い現場でした。全選手の直近のレースを見て臨んだのですが、選手数が多いので分析や予想が難しくて苦戦しました。

 解説の中川武志さん(元選手)や司会の大津尚之さんが事前にどのような準備をしているか。どんな観点でレースを見てどんなメモをしているか。その辺を現場で学ばせていただきました。初手の位置やラインの分かれ方と展開の関係など、研究方法が勉強になりました。今後は気になる選手をピックアップして研究してみようと思います!

 ちなみに今回の開催で私が注目したのは朝倉智仁選手(茨城=顔写真)。115期ルーキーチャンピオンレース(玉野・3月5日)で高橋晋也選手(福島・ナショナルBチーム所属)がまくった番手からの差しで1着だった選手です。高橋選手は先日の福井ウィナーズカップでは決勝3着。優勝した松浦悠士選手にまくりでかなり迫っていたのが記憶に新しく、そんな高橋選手を差した朝倉選手が気になりました。朝倉選手は今回の奈良の準決勝では鐘から逃げて2着に残りました。若手選手の今後の活躍がすごく楽しみです。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客開催や中止が続いていますが、選手や関係者の皆様、競輪ファンの皆様と競輪を盛り上げられるよう頑張ります! SNSでも競輪の話を更新しているので、フォローをお待ちしております。


☆おおた・りえ=1992年6月22日、東京都生まれ。東京大学大学院卒、ミス・ワールド2014日本大会審査員特別賞、同大会2015実行委員長賞受賞。