【深谷知広の競rin世界挑戦】「天国に一番近い島」ニューカレドニア トレーニングには「地獄に一番近い島」でした

2020年02月04日 16時00分

地獄のトレーニングに挑む小林優香の後ろ姿です(撮影=深谷知広)

 みなさんこんにちは、地獄のニューカレドニア合宿から帰ってきて、日本食を満喫しながら回復中の深谷知広です。

 世界選手権(ベルリン・2月26日~3月1日)前の強化合宿としてニューカレドニアで3週間トレーニングをしてきました。

「ニューカレドニアで合宿」と聞くと、良いところで合宿してるなーと思うかもしれません…。

 確かに街も海も奇麗ですし、温暖な気候で観光地としても有名で、天国に一番近い島と言われるほど素晴らしい場所です。しかしトレーニングとしてのニューカレドニアは地獄に一番近い島でした。

 なぜ、環境も整っている日本から離れ合宿をするのか?

 それは暖かい気候を求めてという理由もありますが、最大の目的は「不慣れな環境で厳しい課題を乗り越えること」です。日本でトレーニングしていると自分の家でゆっくり過ごせますし、食事にも困りません。慣れた道で通い、慣れた練習場でいつものようにトレーニングをします。

 しかし大会では不慣れな土地で、不慣れな食事を食べながら、不慣れな環境で最大のパフォーマンスを発揮しなければなりません。そのために3週間、おいしくない食事を食べながら、まともにこげないくらいボコボコな走路と、重りが外せないくらい錆びた機材でジムトレーニングを普段以上の強度でトレーニングしに行くのです。これを乗り越えた時に、今まで以上の力を発揮することができます。

 この後は少し日本でトレーニングをしてからオーストラリアのパースで暖かい環境の中、奇麗な走路で最終の仕上げを行いドイツのベルリンで開催される世界選手権に行く予定です。

 ニューカレドニアは日本から直行便が出ておりとてもアクセスが良く、フランス語圏ですが現地に日本語表記も浸透しておりハワイに行くような感覚で行くことができます。私のイメージではショッピング目的以外ならハワイよりも混雑していないですしオススメな場所でした。

 時間があれば休暇だけでまた行きたい島です。

☆ふかや・ともひろ=1990年1月3日生まれ、愛知県出身。169・8センチ、79キロ。桜丘高卒業。競輪のトップ選手で自転車競技の日本代表。

主な自転車競技歴=オーストラリアユースオリンピックフェスティバルのスプリント、チームスプリント優勝。第62回国民体育大会スプリント優勝。第15回アジアジュニア選手権大会スプリント、ケイリン、チームスプリント優勝。今年2月アジア選手権大会1Kmタイムトライアル優勝。

主な競輪実績=史上最速S級特別昇級(デビューから56日)、史上最速GI初優勝(2011年6月高松宮記念杯)、寛仁親王牌(14年7月)のGI・2勝。ルーキーチャンピオンレース(10年4月)、ヤンググランプリ(10年12月)、西王座戦(12年2月)、サマーナイトフェスティバル(14年8月)優勝。