【深谷知広の競rin世界挑戦】アジア選手権で見えた課題 個人スプリント3位&チーム優勝だったが…

2019年11月05日 16時00分

スプリントで優勝したアワン(中)を準優勝のワッキー(脇本雄太)(左)と担ぎ上げて祝福しました(撮影=新田祐大)

 みなさんこんにちは。アジア選手権が終了して次のW杯に向けて気持ちを切り替えている深谷知広です。今回のアジア選ではチームスプリントと個人スプリントに出場しました。

 チームスプリントでは雨谷(一樹)、新田(祐大)さん、私の布陣で走った中でのベストタイムを決勝で出すことができ、優勝しました。しかし予選は平凡なタイムになってしまい、これではW杯、世界選手権ではかなり厳しい勝ち上がりになってしまいます。なので、これからは最低限決勝の走りが求められてきます。

 予選から決勝で大幅にタイムが短縮された要因は、私的には走路への慣れだったと思います。これはずっと私の課題なのですが、周りのメンバーよりも圧倒的に250メートル走路を走ってきた経験が少ないので、異国の走路に対応するのに手間取ってしまいます。

 しかも今回はかなり癖がある走路でした。コーナーの傾斜の変化がスムーズではなく、インに入ろうとすると直線で下まで落ちてしまう…。それを考えて少し膨らむと外に飛んでいってしまう…。決勝では比較的スムーズに回れましたが、最終コーナーで後輪がジャンプしてしまう対応の難しい走路でした。

 個人スプリントでは予選を1位通過、最終成績が3位という結果でした。今回は私の課題である、予選の時に体の動きが悪い、ということはありませんでした。小さな失敗のみで、9秒846という悪くないタイムで1位通過できたことで、その後の対戦を有利に運ぶことができました。

 ただ準決からは次の日となる日程で、準決の1本目が朝の9時15分から行われたのですが、その日は朝から自転車の感覚が遠く、自分の走りができないまま敗退してしまいました。

 何とかその後は感覚を取り戻すことができ、銅メダル決定戦では対戦の上がりタイムを9秒943で走ることができました。準決で足りなかったものを認識することができ、自分の中で一つ確信できるものを得られたので、収穫のある大会にできたと思います。

 次に参加する大会からは、アジアのみならず、世界の強豪たちが参加するW杯になるので今回の失敗をしていては勝負にならないです。全て完璧な走りをして一つでも順位を上げられるように全力で頑張ります!

☆ふかや・ともひろ=1990年1月3日生まれ、愛知県出身。169・8センチ、79キロ。桜丘高卒業。競輪のトップ選手で自転車競技の日本代表。

主な自転車競技歴=オーストラリアユースオリンピックフェスティバルのスプリント、チームスプリント優勝。第62回国民体育大会スプリント優勝。第15回アジアジュニア選手権大会スプリント、ケイリン、チームスプリント優勝。今年2月アジア選手権大会1Kmタイムトライアル優勝。

主な競輪実績=史上最速S級特別昇級(デビューから56日)、史上最速GI初優勝(2011年6月高松宮記念杯)、寛仁親王牌(14年7月)のGI・2勝。ルーキーチャンピオンレース(10年4月)、ヤンググランプリ(10年12月)、西王座戦(12年2月)、サマーナイトフェスティバル(14年8月)優勝。

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