【深谷知広の競rin世界挑戦】ロシア遠征で苦しんだのは食事

2019年06月10日 14時15分

力を出し尽くしウエアを脱がしてもらっている新田(祐大)さんです(撮影=深谷知広)

 みなさんこんにちは! ロシア遠征を終えて日本に帰ってきた自転車競技日本代表、競輪選手の深谷知広です。

 今回のロシア遠征(5月24日〜6月9日)はW杯に出場するためのポイント獲得もそうですが、短期間に3大会を転戦するタフなスケジュールをこなすことで身体的、精神的なトレーニングになった遠征でした。

 普段は遠征先に到着して自転車を組み立て、練習し、部屋のセッティング…。部屋のセッティングとは、滞在中に快適に過ごせるように個人のグッズなどを配置したり、衣類は手洗いして部屋に干すので、洗濯物を乾かすロープを部屋に張りめぐらせたり…いろいろな準備があります。

 出る時はそれを全て片付けるのです…。今回はそれを短期間に3回繰り返すしんどい作業がありました。約5日間滞在の引っ越しを3回繰り返すので、それもまたいいトレーニングになりました。

 16日間で3大会をこなすという今までに経験したことのない日程のレースに体は悲鳴を上げていました! 普段のトレーニングではもっと多くの本数や距離を週に5日行っています。が、大会ではそれが週に3日ほどで普段以上の疲れが襲ってきます。

 それは慣れない生活環境もそうですし、普段練習している走路とは違う形状(今回の初戦のトゥーラは屋外の333メートルのガタガタコンクリートトラック)、そして大会という緊張感が重なって普段以上の負荷がかかります。

 W杯の転戦でもここまでタイトではないのでこのような遠征を乗り越えることによって次回に参加した際に楽になると思います。

 そして今回私を一番苦しめたのは食事でした。私はもともと苦手な食材が多く、ジュニア時代も海外遠征に行った際にはとても苦労したことを覚えています…。現在はかなり改善し、おいしくは食べられませんが、何とかなるまでにいたりました。ですが今回は絶対的な量が少ない上においしく食べられる物が少なく、ハチミツとパン、エナジーゼリーやプロテインで何とか活動していました。

 今回の遠征期間中に設定体重から3キロ減になってしまったので、これからじっくりと元に戻していく作業が必要となります。すぐに国内での競輪、高松宮記念杯(GⅠ・岸和田、6月13〜16日)に参加するので疲れと体重と、時差の約6時間も戻して、なるべく良い体調で挑めるように調整を頑張っている最中です。

 それでは次の投稿までに面白い記事を考えながら、日本の競輪も頑張っていきますので引き続き注目していてください!

おしまい。

☆ふかや・ともひろ=1990年1月3日生まれ、愛知県出身。169・8センチ、79キロ。桜丘高卒業。競輪のトップ選手で自転車競技の日本代表。

主な自転車競技歴=オーストラリアユースオリンピックフェスティバルのスプリント、チームスプリント優勝。第62回国民体育大会スプリント優勝。第15回アジアジュニア選手権大会スプリント、ケイリン、チームスプリント優勝。今年2月アジア選手権大会1Kmタイムトライアル優勝。

主な競輪実績=史上最速S級特別昇級(デビューから56日)、史上最速GI初優勝(2011年6月高松宮記念杯)、寛仁親王牌(14年7月)のGI・2勝。ルーキーチャンピオンレース(10年4月)、ヤンググランプリ(10年12月)、西王座戦(12年2月)、サマーナイトフェスティバル(14年8月)優勝。

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