【Challenge! 新人選手】佐々木堅次「北日本を代表する選手に」

2019年04月23日 13時00分

夢はでっかく志も高い。山椒は小粒でもピリッと辛い?

「チャレンジ卒業にチャレンジ!」。競輪選手はまずA級3班(チャレンジ)に格付けされ、そこから上位を目指す。当連載ではチャレンジ戦で奮闘する若手有望株にスポットを当て月イチで紹介。初回は福島の佐々木堅次。すでに上のクラスで活躍する選手もいる粒揃いの113期だがまだまだスター候補は隠れている――。 

 はやる気持ちを抑えつつ、地に足をつけた取り組みでじっくりと力を蓄える毎日だ。デビュー5場所目の昨年9月函館以降、18場所連続で決勝進出(4月16日小田原終了時点)。決勝で確定板を外したのも3回だけと戦歴は抜群だが、9連勝には縁がないまま今期も残り3か月を切った。「もう(特別昇班は)考えないことにしました(苦笑)。今期の残りは勝ちにこだわるより積極的な走りを意識して、上でも通用する脚をつくれればと思っています」。すでに7月からの2班昇班は決定。力を出し切った結果が連勝につながれば…。今はそれぐらいの思いで肩の力を抜き、競走に臨んでいる。

 焦りがないわけではない。同期68人の中でチャレンジ戦を卒業したのはすでに21人。うち6人はS級特昇も果たし、藤根俊貴と松井宏佑はS級優勝も飾った。「素直にすごいなとは思うけど、やっぱりちょっと悔しいです。特に藤根は同地区だし。ゆくゆくは必ず同じ舞台で勝負するんだという思いはずっと持っています」と、当然ながら先を行く同期への対抗心は強い。「先輩方と練習していても歯が立たないということはない。レースで力を出せればやれそうな感じはあるんです」。身長165センチに満たない小柄でかわいらしい風貌だが、口元を引き締めた表情に負けん気の強さものぞく。

 伏見俊昭、岡部芳幸ら名選手を輩出した白河実業高出身。中学時代、まさに全盛期だった伏見の雄姿にあこがれて競輪選手を志した。「伏見さんが山崎(芳仁)さんとグランプリに出ているのを見てカッコいいなと。伏見さんがすごくいい車に乗っているのも知っていました」。当時の伏見はレースでの華麗なフォームはもちろん、振る舞いやファッションなどすべてにスターのオーラがあふれていた。「大きなことを言うと笑われそうだけど、伏見さんみたいに北日本を代表する選手になりたいですね」。夢はでっかく、志も高く掲げる佐々木の競輪人生は、まだ始まったばかりだ。

 ――趣味は

 佐々木 スポーツ観戦全般ですね。サッカーは中学までやっていたし、あとはバスケ、野球など何でも。それ以外の趣味はこれから見つけていければ。

 ――好きな音楽は

 佐々木 ケツメイシのファン。レース前にもよく聴いています。

 ――女性のタイプは

 佐々木 かわいい子がいいですね。有村架純ちゃんとか、あんな感じの女の子大歓迎です。


☆ささき・けんじ=1994年10月29日生まれ。福島県出身。113期生として2018年7月に小田原競輪場でデビュー。身長164センチ、体重70キロ。師匠は高桑由昇(81期)。