【深谷知広の競rin世界挑戦】世界選手権銀メダル バイザー越しに垣間見た新田さんの胸中

2019年04月03日 16時21分

世界選手権のケイリンの予選で勝ち上がりを決めた新田(深谷知広撮影)

 みなさんこんにちは、世界選手権終了後、約3週間のオフが終わり、ただいま絶賛筋肉痛の深谷知広です。

 今回の約3週間のオフというのは私がチームに入ってから初めての経験でした。普段は基本的に完全な休みは日曜日しかなく、大会の後とかに最大で1週間休みがあるくらい。ですのでこの3週間のオフを最初はどう過ごしたらいいのか分からないくらいでした。

 そこで私は普段はできないことをし、会えない人たちに会いに行くことにしました。たとえば十数年ぶりの家族旅行に行ったり、小中高の同級生に会いに行ったり、普段お世話になっている人に会いに行ったり…たくさんの人に会いに行く3週間になりました。

 そのオフも終わって、25日にまたチームが再集合しました。みんなオフを満喫してフレッシュな状態で再会し、トレーニングの再開です。

 普段にはない3週間ということで、トレーニング再開初日から全員筋肉痛との闘いです。ここから数週間は痛みがつきまとうでしょう…。

 私の国内での競輪の参加が川崎記念(GⅢ、18~21日)と松戸の日本選手権(GⅠ、30日~5月5日)に決まりました! 昨年のいわきオールスター以来の参加ということで少し緊張もありますが、とても楽しみにしています。ずっと待たせてしまったファンのみなさまに力強い走りを見せられるように今年も出走本数は少なくなると思いますが全力で頑張ります!

 今回使っている写真ですが、これは世界選手権のケイリンの予選で勝ち上がりを決めた新田祐大さんの写真です。この時、私が持っていたテーマが「ヘルメットのバイザー越しに見える選手の心情や周りの雰囲気」という撮り方でした。私のインスタグラムを見ていただければ分かると思いますが、他の選手の違った表情も載せているので、そこからどんなふうに感じ取ったのかコメントを残していただけるとうれしいです!

 新田さんの写真にはミラーバイザーに本人が見ている景色と本人の表情がどちらも見えます。レースが終わって勝ち上がりが決まった後の景色…そして表情…この表情には、私が思うには「勝ち上がった! やった!」ではなく、ゴールした瞬間から次のレースまでの体力を意識していかに回復するかを考えているように感じました。それはたぶん私がそうだからかもしれませんね(笑い)。

 このようにここの記事では写真と文章で普通のメディアでは得られない情報や選手たちのエピソードなどを書いていきたいと思います。


☆ふかや・ともひろ=1990年1月3日生まれ、愛知県出身。169・8センチ、79キロ。桜丘高卒業。競輪のトップ選手で自転車競技の日本代表。

主な自転車競技歴=オーストラリアユースオリンピックフェスティバルのスプリント、チームスプリント優勝。第62回国民体育大会スプリント優勝。第15回アジアジュニア選手権大会スプリント、ケイリン、チームスプリント優勝。今年2月アジア選手権大会1Kmタイムトライアル優勝。

主な競輪実績=史上最速S級特別昇級(デビューから56日)、史上最速GI初優勝(2011年6月高松宮記念杯)、寛仁親王牌(14年7月)のGI・2勝。ルーキーチャンピオンレース(10年4月)、ヤンググランプリ(10年12月)、西王座戦(12年2月)、サマーナイトフェスティバル(14年8月)優勝。

 SNSで情報を随時発信中(ツイッター@tmhrfky)