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【東スポ杯2歳S】ルーカス 全兄モーリスに負けぬ逸材!「広い東京は力を発揮しやすい舞台」


1週前追い切りで、年長馬に2馬身先着したルーカス(左)

【東京スポーツ杯2歳S(土曜=18日、東京芝1800メートル)注目は超良血対決】このレースを見ずして来年のクラシックは語れない――。秋のGIシリーズ真っただ中だが、GIIIながらその注目度は毎年“GI級”なのが東京スポーツ杯2歳S。日本ダービー馬ディープブリランテ、皐月賞馬イスラボニータなど、後のGIホースを輩出している出世レースだ。今年は超良血2騎が激突。2015年の年度代表馬モーリスの全弟ルーカス、ディープインパクト産駒ワグネリアンの対決は来年の日本ダービーの前哨戦となるかもしれない。

 ルーカスの全兄モーリスは国内外のマイルと二千でGIを6勝。シルクホースクラブでの募集価格は1億円。募集時は1歳馬とは思えないほど筋骨隆々とした体つきで、高額は当然だとしてもディープインパクト産駒級のハイプライスだった。この父スクリーンヒーロー、母メジロフランシスの15は後にルーカスと名付けられ、堀厩舎としては異例とも言える2歳5月にゲート試験合格となった。

 そしてデビューは8月の札幌、鞍上はモレイラ。後に3、4、5着馬が次走で勝ち上がる(2頭は現オープン)今夏屈指のハイレベル戦。そこで3コーナーから大外を回って差し込んで悠々と1着でゴールした。

「初戦は心身ともに若さの残る状況。それでも完勝と言える内容でしたし、今後の期待が膨らむ初陣でしたね」と振り返るのは森助手。その後はノーザンファーム早来で成長を促し、NF天栄を経由して10月18日に美浦トレセンに帰厩した。

 中間は常に年長馬と併せられ、9日の1週前追い切りは美浦南ウッドで6ハロンから82・7―38・1―13・0秒。クラシコ(古馬1000万下)を追走し、直線は馬なりで内から抜け出して2馬身先着。夏場よりも身のこなしに柔らかみが出て、推進力も増してきた。

「明らかに動きが良くなっていますね。付くべきところに筋肉が付いてきているし、集中力も増してきました。モーリスに少し近づいてきました」と同助手。厩舎の次期エースの青写真通りの成長ぶりに満足げだ。

 東スポ杯といえばクラシックの登竜門。当然ながら堀厩舎とも浅からぬ縁があり、14年はサトノクラウンがV。当時は4番人気の評価だったが、鞍上ムーアの剛腕で1番人気のアヴニールマルシェをクビ差で退けた。

「当時も自信がありましたが、今回も同じくらいの自信があります。まだまだ成長途上の身とはいえ、仕上がりはいいですし、広い東京は力を発揮しやすい舞台ですから。強い馬も出てくるようですけど、今年もやってくれると信じています」と力強く結んだ。

 1番人気に支持されるであろう2戦2勝のワグネリアンを破る馬がいるとしたら、やはり、ルーカスしかいない。

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