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【函館記念】22戦目で重賞初制覇ルミナスウォリアー 秋の中距離GI戦線見えた


「函館記念」で重賞初制覇を飾ったルミナスウォリアー(左)

 16日、函館競馬場で行われたサマー2000シリーズ第2戦・GIII第53回函館記念(3歳上オープン・芝2000メートル)は、5番人気ルミナスウォリアー(牡6・和田郎)が重賞初制覇を飾った。確かな道悪適性を示すとともに、晩成の血が騒いできた6歳馬の今後から目が離せない。

 

 勝負のアヤが道悪適性にあったことは否定できない。開幕週のレコード連発に始まり、洋芝らしさが鳴りを潜めていた今夏の函館の芝。しかし、この日は早朝から降り続いた雨の影響で9Rから重発表に。パワーを要する馬場を味方にした伏兵がいる一方で、不慣れな芝に能力をそがれた有力馬も存在した。

 

 しかし、デビュー22戦目でようやく重賞タイトルを手にしたルミナスウォリアーの勝因を馬場の巧拙だけで片付けるのは早計。過去には稍重の未勝利戦2着がある程度でも「返し馬の感じから問題に感じなかった」というのが主戦・柴山の皮膚感覚。典型的な欧州血脈の父メイショウサムソンから受け継いだスタミナが、馬場克服の下地にあったことは確か。ただし、歴戦の古馬が集ったGIIIを制するには入念な下準備も不可欠となる。

 

 はやりともいえる“10日競馬”ではなく、6月下旬に函館に入厩して現地の追い切りを6本も消化。「函館に入厩して初めてまたがった時から感触はよかった。最終追いもこの馬にしては速い時計で動いた」と柴山。2週間の騎乗停止期間中もコンタクトを取り続けたことが「少し強引だったけど、小回りなので早めに動いた」という積極策にもつながった。目標のレースに向け、練られたプランを着実に実行してきたことは見逃せない。

 

「弱いところがあり、牧場もスタッフも苦労しながら成長を阻害しないよう大事に育ててきた。ここにきてようやく持てる素質を発揮できるようになった」と今回が平地重賞初制覇となった和田郎調教師は、愛馬の本格化に目を細める。転戦を予定している次の舞台はGIII新潟記念(9月3日=新潟芝外2000メートル)。ここもあっさりクリアするようならば、サマー2000シリーズ王者のみならず、秋の中距離GIでも注目の存在へと浮上する。

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