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【ユニコーンS】鬼脚Vサンライズノヴァ 砂界に新スター候補誕生


外から一気に突き抜けたサンライズノヴァ(右)。他馬とは脚勢が違った

 18日、東京競馬場で行われた3歳によるGIIIユニコーンS(ダート1600メートル)は、2番人気のサンライズノヴァ(牡・音無)が圧倒的な強さでゴールを駆け抜けた。この世代の砂界で最も輝きを放つエピカリスが、ベルモントSを無念の出走取り消しで帰国。その直後の国内ダート戦の上半期を締めくくる一戦で、新たなスター候補が誕生した。

 後続を4馬身突き放す派手なパフォーマンスを演じたのは2番人気のサンライズノヴァだ。

「ゲートでガタついて少し遅れた。でも行く馬が何頭かいたので、その後ろでいい位置が取れた」と戸崎圭。出脚はやや鈍く中団あたりでのレースになったが、テンに速い馬が競って3ハロン通過は34秒1と近年では最も激しい流れ。前が総崩れの展開となり、このポジショニングとうまくかみ合った。直線に向いて外から一完歩ごとに差を詰めると、出走馬最速の上がり35秒4の末脚で一団を丸ごとのみ込んだ。昨秋11月の同舞台での新馬戦も末脚を発揮しての勝利で、手綱を取った戸崎圭とはそれ以来のタッグ。当時と比べて「力をつけていたね」とパートナーの成長をたたえた。

 クラシックの時期は芝戦(若葉S=6着)も挟んだが、父自らも、そして産駒もダートで活躍するゴールドアリュール。やはりダートで活躍するのは“宿命”なのだろう。昨年は同じ父を持つゴールドドリームが勝利したが今年は偉大な父と同じ栗毛の新星が誕生した。

「ジョッキーもうまく乗ってくれたし、ちゃんと走ればこれくらいはやれる馬。この後はジャパンダートダービー(交流GI・7月12日=大井ダート2000メートル)を目指すことになると思う。距離は延びても大丈夫」と音無調教師。

 鞍上の戸崎圭は「今日も少し外を回ったが、エンジンがかかれば長くいい脚を使う。馬場は良でも重でもうまく走れる馬」。これで2戦2勝となった東京のような広々としたコースがベターなのは確か。しかし、ダート界で長く生き抜くには、地方の馬場にも適応していくことが重要だ。次走の大井での走りが試金石であることには変わりないが、まだ先は長い。自慢の末脚とその使いどころを、地方と中央の馬場でうまくアジャストしていけるかどうか。それをクリアした先には頂上への道も見えてくる。

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