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【セレクトセール】2億6000万円「オーサムフェザーの15」友道調教師のジャッジは?


オーサムフェザーの2015は2億60000万円で落札。初日の最高額となった

 国内最大の競り市「セレクトセール2016」(主催・日本競走馬協会)が11日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われ、初日は1歳馬248頭(欠番は1頭)が上場された。最高価格はディープインパクト産駒のオーサムフェザーの15(牡)がつけた2億6000万円で、(株)KTレーシングが落札。1億円以上の高値をつけた馬が1歳セールでは過去最高の14頭、落札総額87億円超えの大盛況となった。

 昨年は3頭の2億円超えを出した1歳セール。主催する日本競走馬協会会長代行で社台ファーム代表の吉田照哉氏が「英国のEU離脱ショックの影響もなく、昨年より1割強の購買者登録があった」とあいさつすると、トップバッターの上場番号1番アドマイヤセラヴィの15(牡=父ルーラーシップ)が8400万円の高値で落札され、参加者の購買意欲が一気に高まった。

 オーサムフェザーの15は8000万円のスタートから、瞬く間に1億、2億円を超え、2億6000万円でハンマープライス。1歳セールでは2011年ラストグルーヴの3億6000万円に次ぐ2位タイ(計3頭)の高値で会場を沸かせた。母は米2歳牝馬チャンピオンで、近年に成功例を多く見る海外血統とディープインパクトの配合。落札したKTレーシング関係者は「(値段が)もう少し安くと思っていたのですが、上がり過ぎましたね(笑い)。前日に雨の中で馬体を見た時に輝いていて素晴らしいと思った。目標はもちろん東京優駿です」と喜びを語った。預託先は友道厩舎になる予定で「(上場された)ディープ産駒の中でも一番と思っていた。立ち姿といい、歩かせての柔らかさといい、言うことなし。パワーがあってマカヒキに似たところがある」と友道調教師からも再度のダービー制覇を意識した発言が飛び出した。

 これに次ぐ2億3500万円でハンマープライスとなったのが同じくディープインパクト産駒のシャンパンドーロの15(牡)。落札したのは昨年の1歳セールでも1億円超を2頭落札した(株)キーファーズで、関係者は「(武)豊さんを乗せて凱旋門賞に行きたい」と抱負を語った。

 3位もやはりディープインパクト産駒。母が米牝馬チャンピオンスプリンターのドバイマジェスティの15(牡)を2億2000万円で(株)ダノックスが落札。初日はディープインパクト産駒だけで10頭がミリオンプライスに到達した。

 非ディープ産駒ではアジアエクスプレスの全弟ランニングボブキャッツの15(父ヘニーヒューズ)、キングカメハメハ産駒のミラクルレジェンドの15(牡)がつけた1億4000万円が最高落札額で、ハーツクライ産駒のハヤランダの15(牡=1億1500万円)、ミッキーパールの15(牡=1億1000万円)と合わせ、計4頭が1億円超えを果たした。また、英国のEU離脱による急激な円高の影響が懸念されたにもかかわらず、海外バイヤーの積極的な購入も目立った。牝馬最高価格となる1億2500万円でトップライナーIIの15(父ディープインパクト)を落札したのはカナダを中心にオーストラリアでも競走馬を所有するチャールズ・フィフケ氏で、「10頭くらい選んだ中で一番欲しかった馬。どこの国で走らせるかはまだ決めていないが、日本で馬主資格を取得し、日本で走らせるのも大きな選択肢のひとつですね」。

 ノーザンファーム代表の吉田勝己氏は「景気が良くなかったので(購買額が)悪くなると予想していたが、こういう結果になりお客様には感謝以外にない。すごい数字だし、世界一(のセール)だと思う。特に外国の方の参加が多かったのは、日本馬が外国でも成績を挙げていることと、日本で所有することも(自国に)持って帰ることもできるからでしょう」とセールを総括した。

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