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【藤田菜七子デビュー】最終戦は3着 初勝利は3・5中山以降に持ち越し


最終の12R、追い比べで競り負け惜しくも3着に終わった藤田菜七子(左)

 ひな祭りの3日、地方の川崎競馬場で初陣を迎えたJRA16年ぶり7人目の新人女性騎手・藤田菜七子(18=美浦・根本厩舎)。

 デビュー戦の第1R(ダート1400メートル)は、2番人気に支持された浦和所属のコンバットダイヤに騎乗し、8着に終わった。直線でズルズルと後退していった姿に、年配ファンからは「おい!藤田!マジで追えよ!コラァ!」のヤジの洗礼を浴びた。

 菜七子の両親は「周りに迷惑をかけず初めてのレースを無事に終えてくれてホッとしています。いよいよプロとして一歩を踏み出したわけですので、頑張って結果を残してほしいです」と話した。

 第2戦は第4R(同1500メートル)で、4番人気に支持された川崎所属のシンフォニーヒルズに騎乗。ポンと出て道中は集団から離れて後方3番手で脚をためる。4角で大外に持ち出すと一気に前を捕らえにかかったが、4着が精一杯だった。しかし、初の掲示板に載った。この追い込みには「おー!おー!来たか!!」のファンの熱い声援も飛んだ。推定50歳の男性ファンは「9歳馬なのに4着に持ってくるんだから大したもんだよ」と絶賛した。

 同レースを見た師匠の根本調教師は「向正面でボッサ(7号馬ピーアニー)の外に行ければと思っていたら、自分で外に行ったからちゃんとしているなと思った。指示通り直線にかけていたし、私のデビュー戦よりずっとうまい」と褒め称えた。

 続く第5R(同1600メートル)には4番人気に支持された浦和所属のミスターナインワンに騎乗。外から猛然と追い込んだが、アタマ差届かず2着に終わった。ゴール前は「差せ!差せ!」の絶叫が響きわたったが、スローモーション映像が映し出された後には「あ〜!惜しい!」の大きなため息に変わった。

 この日、4戦目となった第8R(同1400メートル)では3番人気に支持された川崎所属のポッドジョイに騎乗。スタート後、バランスを崩して落馬しそうになったが、立て直して後方2、3番手で追走。最終コーナー手前から外に持ち出して猛烈な追い込みを見せたが、5着に終わった。

 5戦目の第10Rマーチスター賞(JRA交流=同1600メートル)には、3番人気に支持された自厩舎のレガリアシチーで出走。同馬には3週連続で追い切りに騎乗し、2月25日に美浦・南ウッドで単走で行われた最終追い切り時には「今週が一番良かった」と語っていたが、結局14頭立ての13着に終わった。

 そして迎えた最終12R沈丁花特別(同1500メートル=11頭立て)。騎乗した川崎所属のポッドライジングは4番人気に支持された。2番手につけて第4コーナーでは先頭に躍り出たが、追い比べで競り負け3着だった。

 なお、菜七子のJRAデビューは5日の中山競馬。第2Rの3歳未勝利戦(ダート1200メートル)で自厩舎のネイチャーポイントに騎乗し初勝利を目指す。

★プロフィル=ふじた・ななこ 1997年8月9日生まれ、茨城県出身の18歳。美浦・根本康広厩舎所属。小学6年時にたまたま見た競馬中継がきっかけで騎手を目指す。2013年4月JRA競馬学校入学。16年2月卒業。同3月1日、JRA騎手としてスタート。目標の騎手はリサ・オールプレス(ニュージーランド)。スイーツ大好き。身長157・4センチ、体重45・6キロ。血液型A。

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