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【武豊独占激白:前編】4000勝「神業」の真実


天才・武豊は右手で「4」。今週末はフランスで大勝負だ

 日本、いや世界の競馬界の至宝、武豊(49=栗東・フリー)が新たな金字塔を打ち立てた。史上初のJRA通算4000勝を達成(9月29日=阪神10R)。前人未到の領域にまい進し続ける希代の天才ジョッキーは、どこまで上り詰めるのだろうか? ひょうひょうとした外見からは想像もつかない競馬に対する情熱、飽くなき探究心、そして見据える将来…。独占インタビューで「武豊の真実」に迫った。

 ――偉業達成、おめでとうございます。ところで4000勝のレースって、まさか全部は覚えていませんよね

 武豊:それが不思議とねぇ、馬に乗った感触とか、レースの中身は覚えているんですよ。ただ、さすがに32年もやっているので、馬名は「アレ? 何だっけ?」って記憶から飛んでいることもありますが、重賞なら馬名も覚えていますね。

 ――それは驚きです。例えば20年前の未勝利戦とかも覚えていますか

 武豊:そうそう、例えばベテランの厩務員さんに「おい、ユタカ。20年前に勝って以来やな」と言われ、馬名を聞いても分からない。でも「勝ったやん、京都の1400で…」とか言われると「あー! 外枠で3~4番手につけて勝ちましたね」みたいに。レースの内容を言われるとパッと出てくるんですよ。2年ぶりの馬でもパドックでまたがって返し馬に行くと「あー、はい、はい、この馬ね」って思い出すことがある。馬の癖も覚えているんですよ。

 ――4000回も勝っているのに、武豊さんのうれし泣きを一度も見たことがないんですけど…

 武豊:ハハハ、ないね(笑い)。別に感情をコントロールしているわけじゃないんですけどね。普通に映画とかドラマとかオリンピックを見て泣いたりするけど、なんでかなぁ…。仕事だからねぇ。馬に乗って夢中になっていたら、やっぱり泣けないですよ。

 ――福永祐一さん(ダービー)、和田竜二さん(宝塚記念)は馬上で号泣してました

 武豊:今年、はやってるよね(笑い)。でも、ボクは勝った後に厩務員さんが泣きながら迎えに来ても(涙を)もらったりしないなぁ。そういえば、他のアスリートも見事に分かれてない? 泣く人もいれば、全く涙のイメージがない人…。松井(秀喜)とか、中田(英寿)とか。ジョッキーではデットーリやペリエって絶対に泣かない。実際、そんな性格の人間じゃないからね。でも、ボクもいつかは泣くのかな? そしたら違う感情が芽生えるかも…。

 ――そうなると引退が近い気がします

 武豊:うん、それはあるね(笑い)。やっぱり勝っても「完了」した感じがないから泣けないのかもしれない。達成感はあったとしても、また次のレースもあるし、成し遂げた感はないからね。オレ、もし凱旋門賞で勝っても、たぶん涙は出ないと思うな(笑い)。

 ――基本的に感情を表に出しませんよね

 武豊:ボクは男4人兄弟で年子の3番目。兄貴2人がすごく優秀で何となく付いて回っていた。昔から自己主張がなく、おとなしくて静かな子だったと思います。今でもガッツリ怒ることはないですねぇ。レースのことで後輩に怒りたくても、どうやって怒っていいか分からない(笑い)。

 ――そういえばスペシャルウィークで初めてダービーを勝った時、2回目の派手なガッツポーズが、ちょっと演技っぽく感じました

 武豊:うん、そうね(笑い)。ダービーのような大きな舞台では、やっぱりパフォーマンスって意識はありますよ。でもね、例えばGIを勝って、みんなに「おめでとう!」って言われた時より、競馬場から一人で車に乗って帰る時のほうが感情を出せる。車の中でヨッシャー!って本気のガッツポーズをしちゃう時もありますよ。その時が一番、うれしいって気持ちですね。

 ――この32年間は「いい馬ばかり乗っている」という外野の声との闘いもあったと思う

 武豊:特に昔は多かったね。でも、ジョッキーって、いい馬に乗るためにやっているようなもんだから。それが一番の目標ですよ。だからそういう声に対して言い返す気も、怒りも全くない。「いい馬に乗ってる」って言われても「そうですけど」って感じ(笑い)。ルメールに対して「あれだけいい馬に乗れば勝つよな」って言う人もいますが、それこそがリーディングジョッキーのクリストフ・ルメールだからね。

 ――口さがない人間は「武豊が強奪」という表現すら使った

 武豊:取った、取られたって話、好きだもんねぇ。でもボクは、そういうもんだと思っていますから。だって、どの世界だってそうでしょう。ラーメン屋だって、みんなおいしいところに行くでしょ? もし自分がラーメン屋の店主で、お客さんが別の店に流れていったら「ヨシ! お客さんが戻ってくるくらいのおいしいモノを出そう」って頑張ると思う。そういうもんでしょ? 自分が結果を出せば、離れた人も戻ってきますから。

※【武豊独占激白:後編】は3日掲載

☆たけ・ゆたか=1969年3月15日生まれ。京都府出身。87年3月にデビューし、同月7日の阪神で初勝利(ダイナビショップ)。この年、69勝(重賞3勝)を挙げて当時の新人最多勝記録を更新。88年菊花賞をスーパークリークで制してGI初勝利。89年に初のリーディングジョッキーに輝く。通算1000勝(95年)、2000勝(2002年)は、ともに史上最速および最年少記録。07年7月に岡部幸雄元騎手の記録を抜く2944勝。同年11月に前人未到のJRA3000勝をマーク。父は元騎手&調教師の武邦彦、弟は元騎手の武幸四郎現調教師。妻は元タレントの佐野量子さん。身長170センチ。血液型=O。

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