ボートレース界がまたひとつ、新機軸を打ち出した。その名は「GRANDE5(グランデファイブ)」――。ん? GRANDE5って? 今回はボートレースラジオガールズとして活躍中のタレント・植村友紀がこの新しい用語を分かりやすく解説してくれた。いよいよ今月16日に東京・ボートレース平和島で今年最初のSG「ボートレースクラシック」が開幕する。その前にGRANDE5を理解して、レースの楽しみ方の幅を広げよう!


 ――「GRANDE5」とは

 植村友紀:これはBOATRACE振興会が、5つの歴史あるSG競走(クラシック、オールスター、メモリアル、ダービー、グランプリ)をさらに盛り上げ、新たなPR展開を行うことを目的として始まったものです。2014年のオールスターから、当該5SG競走を制覇した優勝者に金メダル(※グランプリ優勝者にはプラチナメダル)が授与される制度がスタートしました。全てを制しメダルを5つ獲得した「グランドスラマー」に対し、3億円相当のインゴットを贈呈するとともに、この「GRANDE5」の称号を授与するのです。ちなみにGRANDEとはラテン語で「偉大な」を意味します。

 ――現在、グランドスラマーに最も近い選手は

 植村:数字の上では山崎智也選手が近いですが、将来的なことを考えると桐生順平選手、茅原悠紀選手あたりは面白い存在ではないでしょうか。

 ――そのレプリカメダル5つを用意しました。実際に首にかけてみていかがですか

 植村:重みを感じます。ほんとに重たい。肩こりますよ(笑い)。5つ制覇するとこんな感じなんだなぁと思いました。

 ――最後に、植村さんがGRANDE5を期待している選手は

 植村:最近、ニュージェネレーションの活躍が目立ちますが、中でも福岡で大注目なのが篠崎元志選手です。印象深いのは昨年蒲郡で開催されたメモリアルの優勝戦。1号艇の峰竜太選手と抜きつ抜かれつの劇的なレース展開で興奮しました。篠崎選手が勝利できたのは、最後まで冷静さを失わなかったメンタルの強さにあると思います。2月28日に誕生日を迎え30代に突入した篠崎選手ですが、新しい時代が始まる合図のようにも思えます。イケメンという言葉では語りつくせぬ魅力が炸裂することを期待しています!


☆うえむら・ゆうき=1987年8月24日生まれ。福岡県出身。趣味は飲み&食べ歩き、映画観賞。現在の出演番組は、RKBラジオ「チャートバスターズr!」(月曜午後10時から同11時50分)、同「コーポももちはま」(金曜午後7時30分から同10時)。