静岡競輪場で昨年12月28日に行われた「ガールズケイリングランプリ2021」を制した女王・高木真備(27=東京)が10日、選手手帳(カード)を返納した。

 4月3日に京王閣競輪場のイベントで電撃的に引退を発表した高木は10日、日本競輪選手会の東京支部を訪れ、市川健太(46=東京)東京支部長に選手手帳と退会届を提出した。今後、1週間ほどの諸手続きを経て正式に選手登録が消除される。

 手帳返納にあたり「今はもう緊張もしてないですが、引退発表の時は本当に緊張しました。あの引退の挨拶は一生懸命考えたんですよ」と、雨の中の引退発表を振り返った。

 市川支部長から「第2の人生も頑張ってください」とエールと送られた高木は現在、保護犬や保護猫を助ける活動の勉強中。ただし「競輪に関する仕事は全くしないつもりだったんですが、自分にできることがあれば」と、ガールズケイリンが盛り上がる力になれればとも語った。