
川崎競輪場で17~19日にミッドナイト競輪「WINTICKET杯」が開催される。地元の高木佑真(23=神奈川)が伸び悩む今と、将来への思いを語った。
昨年は「賞金で競輪祭の時に行われるガールズグランプリのトライアルに出場するのが目標だったんです。たくさん走ったんですけど、ダメでした…」と目標達成ならず。今年は「先行をしないわけじゃないんですけど、一走一走の結果を良くして、競走得点でトライアルに出られるように」と路線変更だ。
とはいえ、目の前のレースで結果を求めるだけでは…の思いもある。
検車場で高木の熱い支持者が目を血走らせながら「3角から踏み直して、逃げ切る、あの姿に高木佑真の良さを見ているんだよ! あれだよ!」と訴えると「あ~、そうですよね~。う~、先行も~、う~、やっぱり。その話、聞けて良かったです!」。
競輪選手として訴えるべきものは何か、も胸に秘めて戦うと瞳を輝かせた。練習量は十分。小さい顔にたくましい太ももの体型は工事現場の三角コーン(ポール、と呼ぶ人もいる)のようで、その肉体には自信を持っている。
「ポールちゃん、と呼んでください」
競輪選手として完成するために、肉体は出来上がってきた。あとは走りが伴えば、ガールズケイリンのポールちゃんは、ビッグレースの常連になっているだろう。初日のガールズ予選1・2Rから、その挑戦が始まる。
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