佐世保ミッドナイト競輪(FⅡ)は13日に2日目を開催した。佐伯智恵(22=愛媛)は1Rガールズ予選2を3着で通過し、決勝進出を決めた。

 最終ホームで南円佳(22=鹿児島)を追い切れず佐伯らしさを欠いたが、慌てることなくコースを探り直線を鋭く伸びた。

「いい位置が取れたのに自分が甘かったです。内を行こうか迷ったり。あとは吉川(美穂・28=和歌山)さんより先に出られれば良かったですね」と反省の弁が口をつくが、そこまで落ち込むことでもない。

 今期は走った15場所すべて決勝に乗るなど抜群の安定感を誇っている。ガールズケイリンのファンの中では、連下に外せない選手として、真っ先に佐伯の名前が挙がるほど信頼度は高い。

「どれだけ(決勝に乗り)続けられるかは、もちろん意識していますよ」と、本人も目標意識を持ち、大きなモチベーションとなっている。

 決勝は無欲の6番車。10月から使う「だいぶ、なじんできた。4角から伸びる」とのニューフレームを使いこなし強敵たちに食らいつく。