【Challenge! 新人選手紹介】〝根性のあるお調子者〟西脇美唯奈は「帰宅部」出身

2021年10月27日 19時47分

西脇美唯奈は根性のあるお調子者。父の期待を背負いバンクを駆け回る(東スポWeb)
西脇美唯奈は根性のあるお調子者。父の期待を背負いバンクを駆け回る(東スポWeb)

 7月に本格デビューした119期、120期(ガールズ10期)を取り上げる「Challenge! 新人選手紹介」。今回は父に背中を押されてガールズケイリンに飛び込んだ西脇美唯奈(20=愛知)をピックアップする。

「『不思議な子だね』って言われます。自分ではそう思ったことはなかったけど、最近は、そうなんだ~って」とケラケラ笑う。底抜けに明るい笑顔と人懐っこい性格。お調子者なところもあり、先輩たちにかわいがられている。

 スポーツ歴は「小学校の時はフットサル、バスケとかいろいろやってました。中学と高校は帰宅部、帰宅部です!」。幼いころからダンスは続けていたが、ガールズに多いアスリートではなかった。そんな彼女が競輪選手を目指したのは、自転車好きの父親に勧められたからだ。「高2ぐらいから『(進路は)どうするんだ』ってプレッシャーをかけてきました」と肩をすくめる。

 高校3年生の時に入った名古屋の自転車愛好会も父親の勧めだった。土曜日と日曜日は滋賀の実家から電車で名古屋へ通った。「朝から夕方まで自転車に乗ってました。(愛好会の)アマチュアの中で私が一番練習してましたよ」と胸を張る。ガッツを見せた結果、養成所の試験は一発でクリアできた。

「人にマークするより、自分から動いてレースをつくれる選手になりたいです」

 デビュー後は活発に動いて奮闘していたが、8月に立て続けに落車。1度目は軽傷で済んだが、2度目のケガはひどかった。「顔面擦過傷と肺挫傷です。しばらく休んでからバンクに行ったけど、自転車に乗って下を向くと息苦しくて…」。精神的なダメージもあり休養を取ったという。

「一人旅で東尋坊(福井県)に行ったりしてました。先輩たちはあきれてたけど、結果的に1か月レースを休んで良かったかなと」

 リフレッシュして復帰した10月大宮は本格デビュー後初優出を果たし準Ⅴ。続く松阪も決勝に駒を進めてリズムを取り戻した。

 今はフレッシュクイーンの優勝が目標になっている。「落車で休んでいたから今年、出場権を取るのは難しいんですよね。来年は出場権を取って、それで優勝したい」と声を弾ませる。

 周囲からは頑張り屋と評価され、短い自転車歴を考えれば伸びシロはたっぷりある。トップ選手になって父親を喜ばせてほしい。

【Q&A】

 ――好きな食べものは何?

 めっちゃエビです。エビならなんでもいい

 ――休みの日は何をしている?

 朝起きてから夕方までパジャマでいたり、一日中、家で寝っころがってます。逆にやりたいことを集めておいて、一日で一気にやったりも。極端なんです

 ――趣味は?

 特にないんですよ。レースが楽しくて、練習も名古屋の先輩たちが面白い人ばかりなので楽しい。自転車ですね

☆にしわき・みいな 2001年6月30日、滋賀県生まれ。愛知支部登録。163・0センチ、63・4キロ。主なスポーツ歴はダンス(小学校~高校)、漕艇(高校3年時)。師匠は吉田敏洋(85期)

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