ナイター開催の久留米競輪FⅡ「エンジョイスピードパークナイトレース」は7日、最終日を迎え、10Rでチャレンジ、11Rでガールズ、12RでA級1、2班戦の各決勝が行われる。大型新人・内野艶和(19=福岡)の脱落で激戦ムードとなったガールズ決勝は地元の林真奈美(35=福岡)を本命視したが、連勝でファイナルに勝ち上がったアイドルレーサー南円佳(21=鹿児島)も十分狙える。

 デビュー3年目を迎えた116期生の南が先輩の意地を見せた。初日に続いてナショナルチームに所属する地元ルーキー・内野との対戦となった2日目(6日)6Rの予選2で南はホーム手前から先行態勢に入った西島叶子(26=熊本)の後位に飛び付いてからの差し切り勝ち。「位置取りは考えていた通りになった。うまくいきました」と納得顔でレースを振り返った。

 初日(5日)の予選1は、内野の逃げを渡口まりあ(26=山口)がまくり、乗る格好になった南が直線で抜け出して勝利しており、今節唯一の連勝で今年17回目の優出を決めた。

 参加前にはウエートトレーニングの影響で「筋肉痛が抜けていない」と、泣きも入っていたが、始まってみればどこ吹く風。2日目の終了後には「ケアしながらうまく立ち回れている」とゴーサインが飛び出した。
 
 最終日(7日)決勝は6番車の外枠になったが不利を克服できるデキにはある。コメントは「自力自在」。動ける選手が集まったが、展開を突くのではなく、攻めの姿勢は崩さない。実力でヒロインの座を射止めた〝薩摩おごじょ〟が狙うのは、2月松山以来となる通算3度目のV。しかも、パーフェクトのおまけ付きでだ。