青森競輪ミッドナイト(FⅡ)が14日にスタート。ガールズケイリンは石井寛子(35=東京)、尾崎睦(36=神奈川)、梶田舞(34=栃木)と銘柄級が3選手も登場。その強豪たちにナショナルチームで奮闘する太田りゆ(26=埼玉)が挑む構図だ。

 太田は香港で開催された2021トラックネイションズカップ(5月13~16日)に参加した。スプリント、ケイリンとも5位と成績は振るわなかったが「上がりタイムとかをみれば悪くはなかった。力がついたって実感できました」と声は明るい。一段と迫力を増した太ももを見れば、それも納得だ。

 競走はナショナルチームの活動の合間に参加して9連勝中。「脚力が上がったのと、仕掛け方がよくなったのと両方だと思います。以前は中途半端な仕掛けになることも多かったですから」と快進撃の要因を話した。連勝記録を意識はしていない。「もちろん勝ちにはいっていますが、逃げて差されたらどうしようとかは考えていません」。鍛え上げた脚を信じてのパワー勝負に迷いはなしだ。今節は成長を計るにはちょうどいい強烈メンバー。初日からアクセル全開でバンクを駆け回る。