青森競輪FⅠナイターは11日に2日目を開催し6Rのガールズ予選2では石井貴子(33=東京)が〝準地元〟で初白星を挙げた。

 ここ青森は「お母さんの出身地」ということで強い思い入れがあり「ほぼ毎年呼んでもらっている」というように出走回数も多い。ただ、準優勝2回を含めて2着は今まで9回あるが、意外にも1着がまだなかった。

「ちょっと後味の悪いレースになってしまったし、内容が良くなかった。正直あまりうれしくないです…」と念願の当地初勝利にも笑顔はなかったが〝2着続き〟のリズムを断てた意味は大きい。「2日目の分も決勝は良い走りをしたい。先行、ってコメントして先行できなかったらクレームがきそうなので、コメントは『自力』にしておきます(笑い)。でも気持ちはジャン先行(笑い)。今度は1着を取って心から喜べるように頑張ります」と準地元での初Vへ力を込めた。

 当地初勝利で勢いに乗った石井が先行力を発揮なら、小林莉子(28=東京)ら強敵をまとめて蹴散らすことも可能だろう。