青森競輪FⅠナイターが10日に開幕する。6Rのガールズ予選1に出場する永塚祐子(35=神奈川)は今シリーズが鎖骨骨折からの復帰戦となる。

 2月末の小倉ミッドナイトで落車し右鎖骨、肋骨を骨折。出場が決まっていたフレッシュクイーンも無念の欠場となるなど2か月間、戦線を離脱した。「まだ鎖骨にはワイヤーが入っています。でも2週間しっかり練習して、モガけるようにもなったので今回参加しました。日によって良かったり悪かったりするので正直不安な部分もあるし、デビュー戦と同じくらい今は緊張している。それに今回は新車なので実際に走ってみないとなんとも…。でも点数を持っているから人気にもなると思うので、力を出し切って期待に応えられるように頑張ります」

 復帰戦の舞台となる青森は永塚にとって思い入れのある土地だ。「弘前に母の姉が住んでいるんです。すごく私のことを応援してくれているし、私が青森を走るのを楽しみにしていたみたい」。残念ながら今回は生観戦できない予定で「目の前では見せられないけど、画面越しに良いレースを見せたいと思います」と意気込みを語った。

 ファンのために、そして伯母のために…。強い気持ちで復帰戦に臨む永塚が、ケガ明けというハンディをはねのけて白星スタートを狙う。