
福井競輪(FⅡ)は5日に最終日を行い、10Rのガールズ決勝は石井寛子(35=東京)が優勝。福井では初優勝となり、ガールズ初の全場制覇(小田原、小松島はガールズ開催なし・休止中の千葉を除く)を達成した。
全場制覇まで「あと1つ」は自身も把握していたが「それよりも、今回から始めるという気持ちで〝ゼロスタート〟を意識しました。ちょうど120期もデビューしましたし、私もこれがデビュー戦のつもりで走りました」と原点に立ち返り、挑戦者として今シリーズに臨んでいた。その結果、「落ち着いていけたし、しっかり力を出し切れました」と金字塔を打ち立てた。
くしくも5日はガールズケイリンコレクション2021京王閣ステージの前検日。ホームバンクで行われる大一番の出場を逃して悔しい思いをしていた石井だが「(全場制覇は)コレクション出場と同じくらいの価値があると思う」と自らの力で留飲を下げた。
「次の目標は近いところで言うとサマーナイトで決勝に乗ること。あとはグランプリの連続出場もですね。500勝一番乗りもしたいし、(全場制覇の)2週目もできれば…(笑い)」
通算勝利数(424勝)、優勝回数(114回)のトップをひた走るガールズケイリンのパイオニアは、これからも続々と新たな記録をつくり上げていく。
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