防府競輪(FⅡ)モーニング7が19日、開幕した。ガールズ予選1の初日6Rでは地元の渡口まりあ(26=山口)が奮闘。2日目につながる走りを見せた。

 周回中は2番手の外で荒牧聖未(30=栃木)と終始、並走していたが赤板前にしびれを切らせて車を上昇。「さっさと前に出てしまえば良かった」と反省の弁もこぼれたが、いったん佐伯智恵(22=愛媛)を送り出して最終ホームで再び先頭に躍り出る。

 最終的には荒牧のまくりにのみ込まれたが「スピードに乗せてもらう形で前に出られたら2、3着に残れる感じはあったし、逃げて4着なら希望が持てる。状態は悪くない」と前を向く。

「今は、いろいろ体を改造中」とさらなる進化を求めて試行錯誤しており「ちょっとずつ成果が出てくれれば」と先を見据えている。

 弟・勝成(23=山口)が119回生として日本競輪学校養成所を卒業。きょうだいレーサーとしても注目を集めることになるが「練習で引っ張ってくれる人が1人増えたってぐらいですよ」と、意外にそっけなかった。