高知競輪S級シリーズ(FⅠ・坂本龍馬杯)は17日の最終日に各級の決勝が行われる。10Rのガールズ決勝は山原さくら(高知=28)がダントツの存在。前回の松阪に続く完全Vが濃厚だ。

 16日の7R(ガールズ予選2)、道中5番手につけた山原は最終1センターで仕掛けるとあっという間に先頭に。後ろに付いてきた2着の内村舞織(福岡=22)は「風もあったが、さくらさんのスピードがすご過ぎて」と車を外に出せずじまい。さらに3着は離れており、まさに圧勝だった。「前回出し切った疲れが残っているけど、動きは悪くないし、キレもある。みんな500が苦手で地元の利で勝てている」とはレース後の山原。多少の疲れはあっても問題なし。前検日に話した「普通開催は全部取る(優勝する)つもり」を有言実行する。