こんにちは、2020東スポミッドナイト競輪アンバサダーの太田理恵です!

 GⅠ高松宮記念杯競輪(和歌山・6月18~21日)での脇本雄太選手の完全優勝、GⅡサマーナイトフェスティバル(いわき平・7月10~12日)決勝での清水裕友選手の最後の差し切り、どちらもすごく興奮しましたよね! でも私はこの2大会の北日本勢にも注目していました。

 宮記念杯3日目、11R(東日本準決勝)で北日本5車ラインの先頭で走った桜井正孝選手のレース後のコメント。「着を放棄したわけではないし、9着でなく、8着だったのも見てください」。すごくグッときて、早速イチ押し選手登録しました。前取りからの突っ張りで5周走って、9着に5車身差での8着ってすごいですよね。

 また、SNF決勝で応援していた福島勢。レース後の新田祐大選手コメント。「がむしゃらに踏みすぎました。出切った後はペースで踏めば優勝できたのに僕めがけて清水君が追いつき抜かれてしまった」(いわき平競輪公式HP運営スタッフツイッターから)。そして佐藤慎太郎選手のツイッター。「俺がしっかり追走出来れば新田が優勝だったよ…スマン!」

 レース後の新田選手のインスタライブでは佐藤選手がレース映像を解説し、2人のやりとりが最高でした。オールスター競輪は優勝してほしいな。

 そしてミッドナイトは新人117期の活躍が楽しい! 今回私が注目したのは在所成績1位の長田龍拳選手。デビュー前から「デビュー後はラインのことを考えて走っていきたい」(新人オールガイドから)と話し、ラインがほとんどないルーキーシリーズでも、初戦の広島初日はラインでワンツーを決めていました。

 本デビュー戦の伊東ミッドナイト初日(7月3日)。前検日インタビューでは「ラインを意識して走ることを想定してきた」「後ろのことを考えながら、ラインがあるからこそできる先行をしていきたい」と話していたので、突っ張り先行もあるのでは?と思いました。結果突っ張って2周先行、最後は後ろを突き放しての1着、ラインでワンツー。強い。デビュー戦で突っ張り先行をする選手ってあまりいないですよね。まくりで後ろがちぎれてしまうパターンが多いけど、突っ張って逃げ切りってすごい。

 準決勝はまくりで後ろを突き放して1着。決勝は残念ながら落車が…。でも長田選手、強かったです。決勝は外してしまいましたが、初日と準決勝は3連単的中しました(ハート) 次回のレースも応援します!


☆おおた・りえ 1992年6月22日、東京都生まれ。東京大学大学院卒。ミス・ワールド2014日本大会審査員特別賞、同大会2015実行委員長賞受賞。