【Fresh! ガールズケイリン】国村美留莉 競輪選手への道を決めた父からの“甘~い”言葉

2020年05月26日 16時00分

顔も性格も父似のミルリが中国ガールズをけん引

 今年デビューする118期のトップバッターとして国村美留莉(20=山口)が登場。S級で活躍する父・洋(80期)をほうふつさせる明るいキャラクターで新風を吹き込む。

「中学生の時、自転車競技がやりたくて高校も決めたんです。機械科だったんですけど、そっちの仕事には就きたくないし、かといってデスクワークもなあ…って。父親が選手だったのもあり、高校2年の後半ぐらいから選手を目指そうと決意しました」。父の背中を追って競輪選手の道へ――というのは、表向きの話。“本音”はこうだ。「実は、父が甘い言葉で誘ってきたんですよ。『強くなれば、好きな芸能人にも会えるかもよ』って(笑い)」。親子鷹のトレーニングのかいもあって、2度目の受験で競輪選手養成所に合格した。

 養成所の10か月は「生活面がキツかったし、つらかった」とこぼす。「共同生活どころか、家を離れて暮らすのも初めてで」慣れない環境に戸惑いもあったようだが「今では同期ともすごく仲良くやれている」とよき思い出となって昇華している。

 兄弟弟子の清水裕友をはじめ、桑原大志、宮本隼輔といったトップ選手が揃う防府バンクは全国屈指の練習環境。「練習面では地元に帰ってきた方がキツいけど、楽しいしのびのびできる」と充実の表情を浮かべる。

 同県の先輩・田口梓乃ばりの位置取りのうまさがセールスポイントだ。デビュー戦のルーキーシリーズでも並走に臆することない勝負度胸をうかがわせており、レースを見た父も「アイツらしい強気なレーススタイルだったし、これからが楽しみ」と目を細めた。「ガールズは班別がないからすぐに強い選手と対戦するし、対等に競い合えるようにはなりたい」とデビュー後の目標を語るが、父をうならせる抜群のレースセンスを武器に大仕事をやってのける場面は、そう遠くない日にお目にかかれそうだ。

 ――休みの日は

 国村 前から免許は持っていたんだけど、養成所を卒業してようやく車に乗れるようになったので、ドライブとか行ってますね。

 ――コロナの影響で自粛も

 国村 カラオケがすごく好きなので行きたいんですけどね…。今は我慢です。家にいるときは、お菓子作りなんかしてますよ。

☆くにむら・みるり=2000年2月23日生まれ。山口県出身。ガールズ9回生の118期生として5月広島ルーキーシリーズ2020でデビュー(2着、3着、決勝4着)。