〝男前〟な走りで五輪へ!

2012年03月23日 11時02分

 日本競輪学校第101回生徒、女子第1回生徒(第102回生)の卒業記念レースは松戸競輪場で22日、決勝が行われた。注目の女子決勝は加瀬加奈子が前評判通りの圧倒的なパワーを見せつけて完全優勝。華々しいガールズケイリンの魅力を伝えた。男子は野球から転向した山本伸一が勝負強さを発揮して栄冠をつかんだ。24日に卒業した輪界のルーキー、デビューは7月予定だ。 

<競輪学校女子第1回生(102期)の注目選手:加瀬加奈子(新潟)>
「ガールズケイリンのけん引車として、初代卒記チャンプとしてふさわしい走りだった」
 滝沢正光校長は加瀬の走りをこう評した。圧倒的な4連勝。“男前”な走りを標榜する加瀬の本領発揮の2日間だった。だが栄誉あるVを喜びながらも「48年前のように閉幕しないように。堅いとか、1着が決まっているとかじゃなく全体のレベルを上げないといけない」とこれからを考え口元を引き締めた。
 28日からは中・長距離の合宿に参加し、そして来月4〜8日の世界選(豪州・メルボルン)に向かう。「五輪に出たいしメダルを取れるレベルになりたい。そうすれば女子競輪を全然知らない人にも知ってもらえるかもしれない」。世界に挑戦するのは自分のためだけでなく、ガールズケイリン全体のためにだ。だからこそ、ただ勝つことだけにこだわるのではなく“男前”な走りを求めている。そんな“加瀬ちゃん”の挑戦はこれから約半年がまさにピーク。燃えるような進撃に大きな期待がかかる。
☆かせ・かなこ=1980年5月31日生まれ、新潟県出身。順天堂大卒。身長164センチ、体重66・8キロ

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