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【福岡ボート・マスターズチャンピオン】西山昇一 SGランカーにとって厄介な存在


西山昇一

【福岡ボート・マスターズチャンピオン:カウントダウンコラム(2)】ボート界4月のメインイベントは17日開幕のプレミアムGI「第19回マスターズチャンピオン」(ボートレース福岡)だ! 今年から“王者”松井繁らバリバリのSGメンバーが大挙、参戦。一気にグレードアップした。開幕直前恒例のカウントダウン連載は「われら真のマスターズ」と題して、最年長者をピックアップ。2回目の本日は西山昇一(57=愛知・49期)の登場。

 審査中の今期も勝率は7点オーバーで15期連続でのA1級は当確。マスターズCも出場資格を得てから10年連続での出走となる。これほど長期にわたってトップレベルを維持している選手はボート界広しといえども少ない。その裏付けとなっているのがエンジン出し。多くの選手が西山を評して“特殊なペラ”や“ペラがうまい”と語るが、その調整方法は独特だ。

「エンジンを自分の乗り方に合わせていく。消去法です。乗りながら悪いところを一つずつつぶしていく。ペラは基本的には回転を止めるんだけど、それも少しずつ変えています。よく安定してると言われるけど、これでも前期は結構(成績が)這っていたんだよ(笑い)。今はデータが集まってきて新しい型のエンジンにもようやく慣れてきたところですね」

 レースぶりにも際立った特徴がある。勝率に比して舟券に絡む確率が非常に高いのだ。例えば今期の勝率は全選手中60位前後で推移しているが、2、3連対率は30位前後。今年のマスターズ出場選手に限ればともにトップ10に入っている。

「2、3着が多い? もちろん1等は狙ってるよ(笑い)。ただ足とか枠とかが悪かったりして(1着を)取ろうとしても厳しいときにどうするか。できるだけ5、6(着)を取らないようにする。それは心がけてます」

 マスターズでは過去9度の出走で5回予選を突破。これも大敗を避ける戦術のたまものだ。ただ今年は年齢制限が緩和。一気に相手が強化される。

「困るねえ、ネームバリューのある選手ばかりだから(笑い)。ソツのない連中なので、こちらもいつも以上にソツなく走らなきゃならない。福岡は独特の乗りにくさがあるから、最初の目標としては乗れるように。そこから仕上げていきたい。まあ胸を借りるつもりです。何とかごまかしていきたいよ(笑い)」

 爆発力では劣っても、しぶといレースぶりでいつの間にか舟券圏内にいるのがこの男だ。3月の大村で1年ぶりの優勝を飾り、リズムも上がっている。SGランカーにとっても厄介な存在になるのは間違いない。

☆にしやま・しょういち=1960年10月9日生まれ。愛知支部の49期生。81年11月にとこなめでデビュー。83年住之江で初優勝。これまで通算45V。GⅠは89年津の地区選で初優出、以後6回優出。SGは91年の平和島クラシックを皮切りに6回出場。生涯獲得賞金は9億9000万円。同じくマスターズに出場する西島義則とは同期。身長168センチ。血液型=B。

【エンジン相場】現行機は昨年7月から約8か月間使ってきただけに、相場はほぼ固まっている。ただ寒暖の差が激しい4月開催だけに、日々の気配の変化には要注意だ。

 当地でエース機と呼ばれるのは67、71号だ。この2機は初下ろしから高値安定のパワーを発揮。特徴として67は出足、行き足が常に超抜級に仕上がるし、しっかり調整を合わせられれば伸び足の上積みまで見込める。

 一方の71は全ての舟足が高水準で特にスリット近辺の迫力は強烈。スタート巧者が手中に収めれば初日からピンラッシュの可能性も十分だ。

 続くのは17、20、63号機。17、20は2連率こそ30%台ながら17号は常に強烈な伸び足を見せているし、20号は出足、伸びとバランスの取れた足色に仕上がる。また63号は2連率47%と看板機らしい成績で、行き足中心に強力に噴き上がる。

 また近況上昇中の60号は出足、行き足の軽快さが光っていた。実戦足が力強い21、52号に、好伸び仕立ての15、23、25号にも注目だ。

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