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【福岡ボート・マスターズチャンピオン】日高逸子「これが最後のつもり」固い決意


グレートマザー・日高

【福岡ボート・マスターズチャンピオン:カウントダウンコラム(1)】17日に開幕するボートレース福岡のプレミアムGⅠ「第19回マスターズチャンピオン」。長きにわたり艇界をけん引してきた古豪たちによる熱きバトルは今年から出場条件が変更となり松井繁、田中信一郎、太田和美ら強力な“若手”も参戦。恒例のカウントダウン連載は「われら真のマスターズ」と題し、迎え撃つ最ベテランたちにスポットを当てた。第1回は“女傑”日高逸子(56)だ。

 今年で9年連続9回目の出場。48歳で初出場した10年徳山大会では女子として初のマスターズ優出(6着)を果たし、13年びわこ大会でも優出(2)着の実績がある。女子艇界を力強くけん引してきた実力者も気付けば56歳。

「年齢制限が45歳以上になって、メチャメチャ厳しくなった。SG戦士ばかりでマスターズじゃない感じがしますしね。こんなに厳しい大会は初めてで正直、勝てる気がしない…。最初に出た48歳の時は自分もまだ若かった。今は56歳だし若ければ若い方がいい」と弱気なコメントを口にする。

 走り慣れた福岡での戦いにも「藤丸(光一)君や山一(鉄也)君は地元意識が強いと思うけど私はそこまでではない。いつも24場同じ気持ちで走ってますから」と冷静。それでも「他の選手よりは多く走ってる。うねりを苦手にする選手よりは経験してます。普通ぐらいのエンジンならうねりは気にならないし、いいレースはできると思う」と経験値の差を強調した。

 マスターズでの戦い方も「SGよりも前づけが多い。譲らない分は譲らないけど深くなるぐらいならインにもこだわらない。センターからでも臨機応変に行く」と柔軟に対応することを明かす。

 自身の好不調のバロメーターとなるのが「エンジンがいい時は正直にいい、悪い時には悪いと言うのでコメントを信じてください(笑い)。あとS展示で、前を詰めてる時と乗りやすそうにしてる時です。当然、枠がいい時も。内枠は、やはり得ですよ」と自らの買い時について教えてくれた。 直前の芦屋GⅢ「オールレディース」では優出2着。熟練した道中のさばきは際立ち、前を追い詰め、追い抜くシーンが数多く見られ、好調な様子をうかがわせた。

「若いころよりは目も悪くなって、膝も痛くて体力的には満身創痍だけど、“機力”が良ければ自分の“気力”も上がる。まずはいいエンジンを引くのが大事で、準優に乗るのが最低限の目標です。マスターズ戦は出られるうちは出たいけど、今年が最後のつもりで頑張ります」と気合の言葉で締めてくれた。 

☆ひだか・いつこ=1961年10月7日生まれ。福岡支部の56期生。85年5月の芦屋でデビュー。GIタイトルは2005年3月の大村「レディースチャンピオン」、14年12月の住之江「クイーンズクライマックス」の2冠。通算72V。艇界の「グレートマザー」。同期は熊谷直樹、篠原俊夫ら。身長155センチ。血液型=A。

【水面特性】この時期の福岡水面は南寄りの風が吹く日が多く、水面状況は比較的穏やか。ただし北風が吹いてうねりの発生による荒れ水面となる日は要注意だ。

 今大会中の潮回りは初日がレース前に満潮を迎え、干潮が12Rドリーム戦。まさに最高の潮回りと言え、2日目以降もレース開始時に満潮となり後半レースに向けて水位が低くなるだけに、水面は落ち着きそうな流れ。

 今年のコース別1着率はインから45、18、17、12、4、1%となっており全国の他場同様、内有利は変わらないものの、注目は3コース1着率の高さだろう。全国平均の12%を大きく上回り、ナンバーワンのハイアベレージをマークしている。

 今節は落ち着いた水面に加え、3コースの強さが際立つ福岡なら、思った以上にスピード自慢の選手が幅を利かすシリーズとなるかも。ただし選手サイドから「福岡はどこからでもチャンスのある水面」と聞くが、6コースだけは話は別。1着率1%に2連対率4%、3連対率15%。かなり厳しい戦いを強いられることになる。

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