【女子ボートレーサーの愛用品】今井裕梨 家族愛にあふれたヘルメット

2018年03月07日 09時43分

今井裕梨のヘルメット

【女子ボートレーサー私の愛用品:今井裕梨(34=群馬・92期)】女子ボートレーサーが身に着けるお気に入りの愛用品には信条や主張だけでなく、ぬくもりを感じさせるものがある。夫婦揃ってボートレーサーである今井裕梨のヘルメットに描かれたデザインは海と星と月。家族愛にあふれたお気に入りの一品でもある。

 レーサーが着用するヘルメットの使用期限は3年で、新たに更新する時にはカラーバリエーションやデザインに頭を悩ませる選手も多い。

 中には凝りに凝ったド派手なものもあるが、今井の場合は「考えるのがめんどくさい」と無頓着で、特にこだわりもなかった。

 そんな彼女が「次に替える時がきても基本的なデザインはもうこれで変えなくてもいいかな」とお気に入りの“逸品”に出合ったのがコレ。海、星、月をモチーフにしたヘルメットだ。愛息・海惺君(5)と愛娘の俐月ちゃん(1)の名前をイメージしている。

「前回までは海と星の2つだったけど、それに去年から使い始めたものに月を加えました。子供の名前を取っただけで、デザインはほとんどお任せで作ってもらいました」

 夫婦揃ってレース参戦中の時も多く「いろんな方の協力があるからこそ仕事ができている」と周囲への感謝の気持ちは忘れたことはない。つらい時にはこのヘルメットを見て気持ちを入れ直すこともある。ちなみに夫の萬正嗣(35)もほぼ同じものを使っているという。

 一昨年の10月に産休から復帰。しばらくはレース勘が戻らず2期連続でB2級となったが、来期適用勝率はA級を狙えるほど本来の力を取り戻している。

 その原動力となっているのは7月末に地元桐生で行われるプレミアムGⅠ「レディースチャンピオン」出場権獲得にかける思い。勝率選考期間はあと3か月でボーダーにはコンマ30ほど足りない状況だが「できる限り頑張って」7年ぶり3回目の大舞台出場へ尽力している。地元の夜空で今井のヘルメットがクローズアップされる日が待ち遠しい。

☆いまい・ゆり=1984年2月28日生まれ。群馬支部所属の92期生。2003年5月の桐生でデビュー。翌年4月の桐生で初勝利を飾る。これまで通算15優出しているが、優勝経験はない。夫は同支部で2期先輩の萬正嗣。同期には毒島誠、安達裕樹、土屋千明、鈴木成美らがいる。身長151センチ。血液型=O。