【ボートレース児島・GI「中国地区選手権」16日開幕:本紙記者の女子選手独断評価】

☆守屋美穂(岡山)=岡山のカリスマ・黒明良光さんの秘蔵っ子で、デビュー時からセンスの良さは評判だった。産休明けの16年は3度のV。昨年も9優出1Vと、子供が生まれてさらに強くなっている印象。15年の児島地区選でも2勝2着3回と舟券に貢献している。

☆樋口由加里(岡山)=遠藤エミ、滝川真由子と女子は逸材揃いの102期にあって、デビュー2年9か月目で初優勝を挙げ最初に頭角を現した。16、17年と2年連続でクイーンズクライマックスに出場を果たし力量も確か。自分の勘を持っているだけにS力は信頼できる。

☆金田幸子(岡山)=13年の鳴門レディースチャンピオンで4カドからのまくりで優勝。とにかくSの早さが売りで、1Mは攻めるレースが主体。近況は目立った活躍はないがツボにはまった時の破壊力は抜群。昨年の徳山地区選でも節間3勝し予選を突破している。

☆堀之内紀代子(岡山)=A1とA2を繰り返す航跡が続いている。若いころからS行って1Mはまくるという戦法をとっているため、成績が安定しないのが原因といえる。ただ戦うメンバーに関係なく攻めていくので、センター枠にいる時は狙って面白い存在だ。

☆寺田千恵(岡山)=レディースチャンピオンは2V。クイーンズクライマックスは唯一の皆勤賞。そして何よりも01年のグランドチャンピオンで女子初のSG優出と数々の金字塔を打ち立ててきた。もちろん男子相手でも十分勝負になることは間違いない。

☆海野ゆかり(広島)=寺田同様にレディースチャンピオン2Vの実績。昨年は16優出6Vで浜名湖SGクラシックの権利を手に入れた。そのうちの5Vを8月以降に挙げており、さらに年明けも住之江で優出と勢いは継続中。デビュー時からターンスピードには定評がある。

☆佐々木裕美(山口)=5期連続でA級をキープしており、一時期のスランプからは脱出した。GⅠでは1回の優出があるが、これは一昨年の宮島での地区選。エンジンを節一パワーに仕上げ、オール3連対で予選を突破。今回も良機を引けば再現があるかも。