娘にまたカッコイイ姿を見せたい

2013年01月29日 08時00分

【GⅠ関東地区選手権】勝利の女神さえもとりこにする“色男”はやはり何かを持っている――。昨年末、ボート界のクライマックスシリーズ「賞金王決定戦」を初制覇。併せて自身初の賞金王タイトルも手に入れた山崎。

 

 あの“絶対王者”松井繁でさえも彼の持つスター性、強運、勢いの前には脱帽せざるを得なかったほどでまさに艇界の“スーパースター”だ。

 

 周知の通り、賞金王決定戦直前の昨年12月19日に愛妻で女子トップレーサー横西奏恵さんが電撃引退。周囲は喧騒に包まれたが本人はケロリと「こうやって注目されるのは嫌いじゃないんで」とどこ吹く風。本来なら逆風となりかねない事態を追い風に変えた。

 

 もちろん「運」や「勢い」だけでここまできたわけではない。確かに賞金王の舞台が6年ぶりで「SGを勝てないとか賞金王に出られないのは自分の努力が足りないから」と自虐的なセリフを口にしたこともあったが、実際には「自分ではその期間の方が一生懸命にやったし努力もしてきた」と胸を張るくらい、ボートレースに対し真摯に向き合ってきた。

 

“努力は裏切らない”――賞金王奪取は不断の努力で築き上げた礎がようやく結実したということだろう。

 

 この春には離れて暮らしていた妻子を地元・群馬に迎え、新生活をスタートさせる。「今年も賞金王に出る」大目標と「また娘にカッコいい姿を見せたい」願望を原動力に、さらなる充実のシーズンを送るに違いない。まずはこの江戸川での走りをとくとご覧アレ。