“男のケジメ”をつけるためにも完全復活

2013年01月29日 08時00分

【GⅠ関東地区選手権】ペラ制度改定後に苦戦したトップレーサーは数多いが、その最たる例がこの中野次郎だろう。制度変更後は一般戦でも優出できない低迷に焦りが募り「F2」、13年前期は屈辱のA2降格を喫した。

 

「今年の目標はとにかく無事故。もう一生Fしないくらいのつもり。やっぱりたくさん走らないとチャンスも来ないし、タイトルもついてこない」。彼のモットーは「無事故完走」。それはGI優勝戦1号艇でも一緒。人一倍、無事故にこだわった男がF禍による成績低迷はじくじたる思いだったに違いない。

 

 ある時、そんな彼に王者・松井繁が「GⅠは50%、SGは80%の力で勝たなアカン。勝負どころで100%を出すんや」と言葉をかけた。

 

「たくさん走っていい流れをじっと待つ。手を抜くという意味でなく、これくらい肩の力が抜けた状態でGⅠを勝ちたい」

 

 復活の舞台は徐々に整っている。昨年大みそか、当地で約1年8か月ぶりのV。関東地区選は07年多摩川で優勝している。

 

「ここで勝てば総理杯にいける。それが一番大事」。周年記念を2度制した地元・平和島のSG「総理大臣杯」(3月15日開幕)へのラストチャンスに懸ける思いは熱い。

 

 もう一つ、復活しなければならない理由がある。昨年12月の衆院選で日本維新の会から出馬(落選)した交際中の佐々木理江氏との「結婚」だ。「年内にはする予定です。その前に、まずはお金をためないと…」。“男のケジメ”をつけるためにも完全復活しかない。