【SGグランプリ&GIクイーンズクライマックス】峰竜太「自分で運を呼び込める感じになってきた」

2017年12月18日 10時32分

【SGグランプリ(住之江)&GIクイーンズクライマックス(大村)カウントダウンコラム(最終回):注目レーサー(11)】

【GP1位=峰竜太(32=佐賀・95期)】今年のボートレース界における最大のトピックといえば“悲劇のヒーロー”峰のSG初優勝が挙げられる。見る者の目を奪う迫力満点のスピードターン。誰の目にもSG級のモノを持っていると映るが、初Vまでは長く険しい道のりがあった。

 幾多のチャンスがありながら、目の前でスルリと逃げられ、ピットに戻ると、人目もはばからずに悔し涙を流した。

 しかし、この悔し涙は無駄ではなかった。10度の敗北を乗り越え、7月のまるがめオーシャンカップで悲願のSG初Vを達成。これまでの悔し涙から一転、うれしい男泣きを見せ、多くのファンの心を打った。

 次なるターゲットは当然、賞金ランク1位で迎える年末の、この大一番だ。

 ここまでの活躍を「上出来。賞金も勝率も取れたし、タイトルも取れたし、これ以上ないくらいの結果。調子がいいだけではなく、自分の力の底上げというか、最近は『負けていないぞ』と思えるようになった。(SGを)1つ取る前からそういうメンタルとかができていた。チャンスがあればいつでも取れると思っていたので、そう思えるようになったことが大きい」と自己分析する。

 さらに「以前はすごく運がないと勝てないと思っていたけど、ちょっとだけでいいんじゃないかなって。そういう流れを自分でつくっていけるようになってきた。自分で運を呼び込める感じになってきた。今はその気持ちを絶やさないようにしている」と大きな自信を得た。

 今の流れならおのずと道は開けるはずだ。

【QC1位=小野生奈(29=福岡・103期)】8月、芦屋でプレミアムGIレディースチャンピオンを制し、タイトルホルダーの仲間入り。さらにSG戦線にも本格的に参戦した。

 オールスター、オーシャンCでは予選突破。先月のチャレンジCでは紅一点での出場となった。

「今年はここまで充実した一年を送れてきたと思います。レディースチャンピオンも勝てたし、SGもオールスター以外に、オーシャンCとチャレンジCと“自力”で出る大会に参加できたのも、自分としても評価できると思っています」と本人も今年の戦いぶりには納得している。

 女子賞金ランキング1位で臨む冬の女王決戦だが「クイーンズCは、出るからにはもちろん優勝したいけど、自分としては目の前の一走一走が大事だと思っているし、優勝は一つひとつのその積み重ね。結果は後からついてくると思っている」とあえてのマイペース戦法の構えだ。

 続けて「自分は、どちらかというと夏場の方が調整を合わせやすい。レディースCも時期が良かったのはあります。ただ気温が下がりだした秋冬は少し合わせ切れていないかもしれないですね。そのあたりが課題になるかと思っています」と自身のウイークポイントを冷静に分析した。

 チャレンジCではあの松井繁を、芦屋65周年では井口佳典を道中戦のツケマイで沈めるなど、思い切りの良さは健在。

 女子トップ級の旋回力で、史上初の夏冬“完全女王”を目指す。