【SGグランプリ&GIクイーンズクライマックス】白井英治 心技体が備わった充実期

2017年12月14日 14時02分

【SGグランプリ(住之江)&GIクイーンズクライマックス(大村)カウントダウンコラム(10):注目レーサー(8)】

【GP4位=白井英治(41=山口・80期)】SG初Vは14年8月のメモリアルという遅咲きだが、目下充実期を迎えている。今年は夏場を過ぎてから本領発揮。「目標にしていたメモリアルで盛り返せた。ドリーム1号艇に選んでもらったしね。あのへんから頑張らないといけない位置にいた。自分の思い通り順調にきていると思う」。その若松メモリアルで準Vという結果を出せた要因には「減量」もあった。「メモリアルから51キロにして、当時はきつかったけど体も慣れて楽になった」。その後、10月の地元・下関GⅠ・63周年も制覇しシード枠(ベスト6)でのGP出場となった。

 同県のライバル・寺田祥が10年ぶりの出場を決めたことも刺激になっている。「寺田(祥)君もベスト6に入ると思っていたので一緒に行ければなってくらい。いいエンジンを引けるのは大きいし内枠から行けるのはいいね」

 心技体が一つになり、グランプリ制覇へ機は熟している。

【QC4位=寺田千恵(48=岡山・65期)】第1回大会から出場を続ける“皆勤”は寺田ただ一人。まさに年末決戦の「顔」だ。

「今年は一年を通して特別に調子が良かった時期はなかった」と振り返るが、自身の手応えとは裏腹に12優出3Vという相変わらず安定感抜群の成績を残している。

 それでも満足はしていない。いや、これまでも常に結果を度外視して自分自身に課題を見つけ、取り組んできた。

「今も試行錯誤の連続。選手をやっている以上はこれが続くんでしょうね。でも嫌いじゃない」

 大舞台の場数は誰よりも踏んできた。「今までは大会が始まると熱くなる傾向があったけど、今年はF持ちで臨むことになるし、冷静に周りを見ながらレースに臨む」とベテランらしいひと言。だが、最後には「そうはいっても熱くなってしまうかも」とオチャメに笑う。

 寺田がそこにいるだけで、年末頂上決戦の独特な緊張感が生まれる。

【QC5位=細川裕子(36=愛知・88期)】先月の下関GⅡレディースチャレンジCでは惜しくも優勝を逃したが、準Vの結果を残した。賞金ランクは5位、初めて年末の頂上決戦に挑む。

 今年は前出の他に8月の芦屋GIレディースチャンピオンも準Vと大舞台での活躍が目立った。1月の初戦、浜名湖で優出(3着)から安定した走りで成績を残し、18年前期の勝率は7・19。自身の最高勝率だ。

 ここまでを振り返り「出来過ぎ」と笑う。「ずっとリズムがいい。レースの仕方や調整方法などを特に変えているところはないんだけど、悪いエンジンを引いても何となく引き出せている。うまくペラをマッチングできている」と分析、調整がうまくハマっている。

 そうなれば、年末も楽しみだ。「一走一走、一生懸命に走るだけ。気負うといい結果が出ないタイプなので、自分にできることだけをやるように心掛けて臨みます」