【ボートレーサーのイチ押し!:クロムハーツのネックレス】ボートレーサーのお宝グッズを紹介する好評企画。今年ラストを飾るのは、一年の総決算にふさわしい若手レーサー! 10月の大村GⅠ・65周年記念を制して平成生まれ初のGⅠウイナーとなった羽野直也(22=福岡)だ。2017年の最優秀新人をほぼ手中に収めている絶好調男の宝物とは?

 胸元にキラリと光る十字架。金色に輝くクロムハーツのネックレスが羽野のイチ押しの逸品だ。昨年7月、芦屋で初優勝を飾った際に購入した。

「だいたい30万円くらい。身に着ける物としては今までで一番、高い買い物でしたね」

 自分へのご褒美か?と思いきや「特にそういうわけじゃなく、何となく…ですね。同期がクロムハーツのネックレスを着けていたし、自分もお金に余裕があったので」と“プチ衝動買い”だったことを明かした。

 それまで装飾品には一切興味がなく、ネックレスは人生初。だが、今ではレース中はもちろん、お風呂や寝る間も胸に着けており「小さいけどドン!として存在感があるので適当な洋服でもサマになる感じ」というお気に入りだ。

 購入後は右肩上がりに成績が上昇。極め付きは今年10月の大村65周年記念だ。

 優勝戦で2コースから差し切って“平成生まれ初のGⅠ制覇”を成し遂げ、30、40代が幅を利かせるボート界の時計の針を一気に進めた。その後も飛ぶ鳥を落とす勢い。デビューから一度も勝率を下げることなく、新期(18年前期)のA1級昇格を決めた。「狙っていました」という最優秀新人のタイトルはほぼ間違いない情勢だ。

「もし最優秀新人になれたら、父と母にマッサージチェアを買う予定。あと腕時計も欲しい。もっと強くなって稼ぎに余裕が出たら、いい腕時計を着けてみたいですね」

 ネックレスの次のターゲットも定まり、早くも雑誌で目星をつける日々。来年3月のボートレース優秀選手表彰式典では、彼の左腕に注目! すでに新品の腕時計を着けていたりして…。

☆はの・なおや=1995年3月29日生まれ。福岡支部の114期生。2014年5月の若松でデビュー。16年7月の芦屋で初優勝。17年10月の大村65周年記念で2コースから差し切ってGⅠ初制覇を達成した。18年前期は初の7点台となる7・43をマークして連続A1級。弟・羽野諒(121期)も17年11月にデビュー。身長166センチ。血液型=AB。