【SGグランプリ&GIクイーンズクライマックス】深川真二「峰竜太が1号艇でもインを取りに行きますよ」

2017年12月09日 14時00分

【SGグランプリ(住之江)&GIクイーンズクライマックス(大村)カウントダウンコラム(6):注目レーサー(4)】

【GP12位=深川真二(43=佐賀・71期)】あの山崎智也と登番1つ違いの同期だから今年でデビュー満25年。いよいよ念願だった“頂上決戦”グランプリの大舞台に初出場を果たす――。

 10月の平和島ダービーでSG初制覇を果たしたばかりの“ニューヒーロー”。今年のSG参戦が8月・若松メモリアルとその平和島ダービーの2節だけだったことを考えればまさに“一発ツモ”。

 かたくななまでに自らを貫き、我が道を進む。けれん味のない前づけ策からの自在戦。不器用ではあるがそれが深川の真骨頂、ストロングポイントでもある。だからこそ、あのダービー制覇があった。

 本番を前にしても「グランプリだろうが一般戦だろうが気持ちは同じ。一走一走、1等を取りに行くだけ」と淡々としているが「(峰)竜太と一緒に盛り上げたい。峰はレースで。僕は進入でね。たとえ竜太が1号艇でも取りに行きますよ」。今年吹き荒れた“佐賀旋風”を一過性のモノで終わらせるつもりはない。

【GP11位=魚谷智之(42=兵庫・76期)】近況の上昇度ならベスト6ともヒケを取らない。10月の津GI・65周年記念を制すと、続く平和島SGダービーで準V、さらに11月の蒲郡GⅠダイヤモンドCも準V。それでも「成績はたまたま。毎回、調整は違うし、調整で確信めいたものを持っているわけではありません」と至って冷静だ。

「今年はグラチャンでのケガはあったけど、順調といえば順調。いい一年でした。落ち着いて走れたかなと思っています。心が落ち着いているから成績も安定する。ここ何年かは落ち着いている。もう40歳を超えていい年なのでね。そんなにバタバタしていられない」。まさに“不惑”となって、充実期を迎えている。

 GPは過去2度優出し、住之江開催の2006年の21回大会は優出(4)着。「いいエンジンを引いて、しっかり性能を引き出し、ボクがいいパフォーマンスを出すことができれば、チャンスはあると思う」。悲願のGP初制覇への機は熟した。

【QC10位=平高奈菜(30=香川・100期)】「今年は何でこの位置にいるのか不思議」

 女子賞金9位で出場を決めたものの、確かに今年は“決定打”がなかった。それでも頂上決戦の舞台に進めたのは、「準V」を量産したからに他ならない。

 今年の優勝は7月の徳山ダブル優勝戦の1回のみ。だが優勝戦2着、つまり「準V」はGⅢオールレディース3回、ヴィーナスシリーズ2回の計5回。これだけで約250万円も稼いだ計算だ。

「今年はずっとエンジンを出し切れなかったし、ピリッとしないままここまで来た」と反省点も多いが、「それでもここにいられるのは、気持ちの入れ替えができたから。毎回すごく出ているわけではないので、予選を落ちても引きずることがなかった。それが良かったです」と精神的な充実を口にする。

 コツコツと賞金を積み上げてつかんだ12枠。我慢した分、最後に大きな花火を打ち上げたい。