【SGグランプリ&GIクイーンズクライマックス】原田幸哉「優勝だけを目指して、優勝できるレースをします」

2017年12月08日 14時11分

【SGグランプリ(住之江)&GIクイーンズクライマックス(大村)カウントダウンコラム(5):注目レーサー(3)】

【GP14位=原田幸哉(42=長崎・76期)】1月下関、4月大村のGⅠでVを飾るなど好発進。その後も賞金ランク上位をキープし続けた。

「内容的には充実していました。引いたなりに調整できたし、エンジン出しには満足できた。レース内容も思うようにいかないことは少なくて、今までの選手生活でも一番充実していた」

 その一方で「ベスト6を意識し過ぎましたね。それに自分の勝負弱さを痛感する一年でした」と多くのVチャンスを逃したのも事実。10月にF2となり、チャレンジカップも出場できなかった。

 GPはF休み期間中に迎えるが「リスクが高いのはみんな一緒。F2とか休み中とか気にせず、いつもよりリラックスしてレースに集中できると思う。自分の最善のパフォーマンスを見せる自信はありますよ」と気負いはない。

「優勝すれば賞金王だと思っている。優勝だけを目指して、優勝できるレースをします」。一発勝負は望むところだ。

【GP13位=田中信一郎(45=大阪・69期)】グランプリ最多勝(松井繁、野中和夫と並び3V)男が、2年ぶりに最終決戦の舞台に帰ってきた。単独で最多Vをマークするチャンスを手に入れたわけだが、最近は住之江で理想の仕上げにならないという。

「去年も今年も、住之江だけ正解がきてない。他場では、ある程度納得できるレベルに持ってこれたこともあるのに…」

 淡水のレース場、中でも住之江は調整が合わないようだ。田中の生命線ともいえる“舟の向きとグリップ”がこないことには、V4どころかファイナル進出さえおぼつかなくなるが「(タイトルを)取りたいという気持ちは消えていないから、もう一段階高めていければ…。45歳になって若いころの気持ちに戻るのは難しくても、技術的にはいやらしさが出ているんじゃないかな」と、達人の域に入ったレース運びを武器に、そして「大阪支部がGPタイトル奪還」の思いを胸に、静かな闘志を燃やしている。

【QC10位=川野芽唯(31=福岡・100期)】2年前の光景が忘れられない。「恵まれ」とはいえQC初出場初V。地元・福岡でクイーンの座を手に入れた。連覇を期待されていた昨年は出場できずに、今回が2年ぶりの参戦となる。今年は「前半はしのいでしのいで何とか優出していた感じ。後半はやっとリズムが上がってきたし、明らかにレース内容が良くなってきた」と振り返る。

 当然、クイーン返り咲きを狙っているが、大村は過去5年、優出こそ2度あるが「苦手。まくりが利かなくて差し水面という印象があるので自分とは合わない」とも…。

 だが、まだまだ伸び盛りな好素材。苦手克服は十分に可能なはず。本人は「いつも通りやるだけ。力んでも仕方がないし、やれることだけに集中する」と、尊敬する先輩・瓜生正義をほうふつさせるスタンスで開き直って臨む構え。

 クイーンズC史上初となる、2度目のティアラ戴冠も夢ではない。