【福岡ボートGI・福岡チャンピオンカップ(11日開幕)2日目・ペラ坊ドリーム展望】今大会はエース瓜生正義が不参加(GⅠ優勝戦Fペナルティー)で、篠崎元志が地元ファンの声援、期待を最大に集める存在となる。昨年の同大会では優勝戦まで駒を進め、さらに1M先まくりに成功しながらも、ターン出口で振り込んで妨害失格。その借りを返すべく、序盤から猛チャージをかけてくるはずだ。

 今年下半期の充実度なら白井英治がナンバーワンだ。7月三国一般戦Vに、8月は若松SGメモリアル2着、多摩川63周年2着、9月下関63周年V、10月には津65周年2着、平和島SGダービー3着、直前の児島65周年でも2着と優出ラッシュ。機も抜群に仕上がるだけに今回もパワフルな走りを見せてくれよう。

 桐生順平は今年3月の児島クラシックで通算2度目のSG制覇。上半期のボート界を力強くけん引した。下半期に入ってやや勢いに陰りを見せるものの、ボート界屈指のスピード旋回は必見だ。

 岡崎恭裕は今年3月の江戸川ダイヤモンドカップで待望のGⅠ初優勝。今度は悲願の“純地元”福岡GⅠタイトル奪取に燃える。ただ近況は決してリズムは良くないだけにうまく実績機を引き当てられるかがカギとなる。

 今垣光太郎は2月三国GⅠ地区選V。その後は2度のF休み(5月29日~6月27日、8月28日~9月26日)もあって活躍は聞かれなかったものの、平和島SGダービーで優出6着とリズムアップ。また、福岡も61周年Vと水面相性も良好だ。

 辻栄蔵は9月とこなめ64周年で5年ぶり7度目のGⅠ優勝。的確なハンドルワーク、旋回技術は秀逸で、舟券作戦からは外せない存在といえる。