【平和島ボートSGダービー】久田敏之 思い切りのいいスタートダッシュとけれん味のない攻めの姿勢を表現する!

2017年10月20日 14時04分

群馬“第5の男”久田敏之

【ボートレース平和島・SG「第64回ダービー」カウントダウンコラム(2)】ボートレース平和島のSG「第64回ダービー」が24日に開幕。準地元の埼玉、群馬支部のレーサーにスポットを当てた直前連載の2回目は群馬“第5の男”久田敏之(36)を紹介する。

「いつかはグランプリへ…」――。これまでは考えもしなかった“夢のまた夢”のような存在だった艇界頂点の大舞台を、にわかに意識し始めている。漠然と、かなりおぼろげながらだが「1回くらいは走ってみたい」、そう思い始めるようになった。

 デビュー直後は「初勝利」を、その後は「初優勝」、さらに「A1級定着」や「記念レースへの出場」と目標を設定。それを一つずつ順にクリアしていった。そして一つの節目としていた「SG出場」を果たすと、次なる“高み”を目指したくなるのは当然のなりゆきだろう。

 山崎智也、毒島誠、江口晃生、秋山直之といった同郷の全国区SG、GIタイトルホルダーの陰に隠れ「群馬第5の男」という、ありがたくない!?立ち位置に置かれ、一般戦線を主戦場にしながら、近年はGI・SG戦線への参加を増やし、艇界トップとの直接対決を経験してきた。

 そしてその常連たちの“底力”“差”を肌で感じるようになった。その上で、それなりの結果も残し、わずかながらでも、手応えを感じ始めていた。メンタル面を含め「自分自身も成長してきた」と実感している。だからこそ、だ。

 グランプリに出場するためには当然、獲得賞金上位にならなければ出られない。それには「記念、SG戦線での活躍が必須。でもSGに出られるチャンスはそうたくさんはない。出られた時には…」と今大会を前に、目の色を変えている。

 このダービーは昨年に続き2年連続出場となるが「自分のレースに対する気持ちや思いを表現することが、このダービーの出場だと思っている。(ダービー出場は)一走一走の積み重ねなので、今後も当然、目標としていく」とこのタイトルに重きを置いている。

 SGには過去3回の出場があるが、これまではすべて西日本エリア(福岡、住之江、まるがめ)での開催で、関東地区でのSG挑戦はこれが初めて。「やっぱり気持ちは違いますね。平和島との相性も悪くはないと思うし、インコースが絶対じゃない。6コースだって全然ある。むしろどこのコースからでも出番はあるし、誰にでもチャンスがある水面だと思っている」と意気込んでいる。

 久田のセールスポイントは思い切りのいいスタートダッシュとけれん味のない攻めの姿勢。ツボにハマった時の破壊力はまさに“メガトン”級。平和島はそんなレーススタイルがピタリとマッチする水面だけに、今大会は久田から目が離せない。

☆ひさだ・としゆき=1981年4月28日生まれ。群馬支部の91期生。2002年11月、桐生でデビュー。09年7月のからつ一般戦で初優勝以来、通算18Vがあるが、GIは4優出ながらまだ優勝はない。SGは3回出場も未優出。同期は山口剛、長嶋万記ら。血液型=AB。