【桐生ボートGI赤城雷神杯】V最有力候補は当地周年タイトル5Vの山崎智也
【桐生ボートGI・赤城雷神杯(14日開幕)展望】ボートレース桐生のGⅠ「開設61周年記念・赤城雷神杯」が14日、群馬県・桐生ボートレース場で幕を開ける――。2017年のボートシーンは早くも終盤戦へと突入、年末の一大イベント・グランプリへの道はいよいよ佳境を迎えつつある。SG「ダービー」(24日~・平和島)を目前にした今大会は全国のトップレーサーたちが、賞金ランクを見据えながら“ガチ”勝負に出る大激戦シリーズだ。
この大会は過去10年で地元群馬勢が5回、優勝しているが、今回もやはり、地の利を最大限に生かし戦線をリードしていくとみている。
V最有力候補は山崎智也だ。この周年タイトルは5回も手にしており、実績は文句なし。次節の平和島SGダービーを走れないだけに、年末のグランプリ出場を考えれば、何としてもここでV賞金を加算しておきたいところで、いつにも増して力の入った走りを見せてくれそうだ。
前々回の第59回大会で念願の地元周年制覇を果たした毒島誠(詳細は別項)も有力候補の一角。意外なことに、今年はまだ、記念戦での優勝がない。とはいえ当地では凡機でも戦える足に仕上げてくる調整の達人。ツボは押さえているだけにひと味違う走りが見られるはずで、改めて注目するべきだ。
この二枚看板以外にも群馬勢には期待できる面々が揃う。ベテラン江口晃生は05年のオーシャンCや今年2月の関東地区選など、当地は通算31回の優勝を誇る。第51回の覇者でもある秋山直之のターンスピードも特筆もの。良機を引けばチャンスは十分だろう。
また土屋智則は今年6月の江戸川62周年記念をモノにし、GIウイナーの仲間入り。次は地元記念初Vだ。久田敏之も地元は近況、4連続優出と勝負強さがある。
もちろん遠征勢も歴戦のツワモノばかりで、黙ってはいない。7月のまるがめオーシャンCでSG初制覇、さらにパワーアップした峰竜太はGI戦線でも優出が続いており、今回も脅威の存在となるはずだし、辻栄蔵も先月のとこなめ64周年を制し好リズム。当地でのVなれば「全24場制覇」の偉業も達成する。
さらに下関62周年、大村DCと2つのGIを勝っている原田幸哉もV争いに加わってくるか。また松井繁をはじめ篠崎仁志、笠原亮、丸岡正典、田村隆信、平本真之らSGウイナーも、年末のGPに向けて、賞金の上積みが欲しいところで、そのレースぶりから目が離せない。
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