【大村ボートGI開設65周年記念・海の王者決定戦:初日(2日)発祥地ドリーム】今年4月、長崎支部に電撃移籍し、地元のニューリーダーとなった原田幸哉は、一昨年の「63周年」の覇者ではあるが、それは愛知支部在籍時でのこと。地元ナンバーワンをファンにアピールするためにも周年記念は取らなければならないタイトルだ。移籍初戦となった4月GⅠ「ダイヤモンドカップ」で優勝。続くタイトル戦でもVと実績は十分。9月とこなめ「64周年記念」でのFが多少気になるところだが、気持ちを切り替えて地元戦に臨むはずだ。

 辻栄蔵はとこなめ「64周年記念」で優勝。近況絶好調での大村入りだ。ここ大村での実績も地元宮島以上といっても過言ではない。前回タイトル戦V。昨年のSG「チャレンジカップ」も優出(2)着。「周年記念」では2014年(5)着、15年(3)着と連続優出、15年GⅡ「誕生祭」でも優出(5)着とドル箱水面といってもいい。そろそろ大魚を釣り上げてもいい頃合いだ。

 一昨年の「周年記念」では、優勝目前にしながらもFに散ってしまった桐生順平も当然V候補の一角。今年のSG第1弾児島「クラシック」でV。「グランプリ」出場へ弾みをつけた。持ち前のスピードターンで一昨年の借りを返したい。山崎智也も期待の一人。一昨年、当地開催のSG「オールスター」では予選トップで通過、Vへの王道で勝利に結びつけた。当地参戦は数少ないが、底力に衰えはない。

 昨年8月にタイトル戦で11連勝の完全Vを達成している吉川元浩も当地実績では引けを取らない。過去5年間で8回参戦して6優出。相性面での不安は全く感じさせない。また、大村では14年「ウエスタンヤング」でV、昨年のSG「チャレンジC」で優出(4)着の篠崎仁志も、6月鳴門SG「グラチャン」優出(2)着と急成長。ワンランクアップのレースに注目だ。