【蒲郡ボート・プレミアムGI「ヤングダービー」気になる選手を直撃:前田将太(29=福岡102期)】ボートレース蒲郡のプレミアムGⅠ「第4回ヤングダービー」は激闘の予選ラウンドを終了。23日、準優3番勝負が争われる。6戦3勝、オール3連対で堂々の予選トップ通過を果たした前田将太が貫禄の走りで準優11Rの絶好枠を獲得。念願のGⅠ初制覇へ視界良好とした。30歳未満が条件のヤングダービーは今回が最後の出場。第4代チャンプまでマジック「2」としたが、実は大会前からVを強く意識していたという。

 ――予選トップを懸けた11R、逃げましたね

 前田:スタートを放ってしまい大反省。僕はこういうところがあるんですよね(笑い)。でも伸びは岡村君が少しだけいいくらいで、自分はレース足、ターン回りが良くてバランスが取れて上位です。

 ――今大会で卒業ですが、このタイトルへの思い入れは

 前田:今節に限っては貪欲に優勝だけを狙ってきました。今までのヤングダービーはそういう気持ちではなく、結果が良くなかった。だから、今回は大会前から「優勝する」って言い続けてきたんです。

 ――その真意は

 前田:よく「タイトルは気にしない」って言うじゃないですか。ウソではないんでしょうけど、やっぱりみんな心の中では優勝したいと思っているはず。だからあまりカッコつけずに純粋に優勝したい、と。だって今しか取れないタイトル。他の周年記念はいつでもチャンスありますからね。

 ――その目標まであと一歩ですね

 前田:まだ途中。終わってみて勝てたかどうかが大事です。それまでの過程は全く関係ないと思ってます。6号艇で準優に乗ろうが、1号艇だろうが、とにかく優勝しないと意味がない。今回は自分を変えて、そういう気持ちでいってます。

 ――あと2回です! 逃げ切れますか

 前田:まずは準優を突破しないと話にならない。そして、最後は自分をドーンと緊張させないといけない。いろんなリスクもありますから。まあ最後は勝手に緊張すると思います。準優はスタートで遅れません。外は関係ない。インから自分のターンするだけです。 

<11R出走>