【蒲郡ボート・プレミアムGI「ヤングダービー」気になる選手を直撃:羽野直也(22=福岡・114期)】最年少レーサーが気を吐いている。3日目7Rのイン戦を制しGⅠ初1着を飾るなど、②③②①と4走すべて舟券に絡む安定感だ。仮に優勝なら「平成生まれ初V」「新鋭王座&ヤングダービー最年少V」という記録もついてくる。レース後の水神祭直後、予選ラストとなる6号艇(11R)の極意を直撃した。

 ――足の仕上がりは

 羽野:全体的にいいです。スリット近辺の行き足、乗り心地がしっかりしていて上位15人には入っていると思いますね。S勘の誤差もないです。

 ――逃げたものの抜群足の遠藤選手に最後まで猛追されましたね

 羽野:道中でタレてきて、パッと見たら(3周1Mで)差さっていたので慌てました。今回はいつも通り走れていますが、逆にもうちょっと緊張感を持って走ればよかったですね。

 ――いい意味で普段通りレースできているのか

 羽野:そうですね。ただ、自分は一般戦でも常に緊張するのですが、エンジンが仕上がってないときは集中力が切れる。足がいいときは勝手に集中できるんですけど。現状(の足)はまだ少し不安があるので、これから仕上がればもっと集中できると思います。

 ――大会最年少V、平成生まれ初GⅠVなどの記録は意識しているか

 羽野:意識はしていますが、優勝となると今の状態では少し怪しい感じがするので、もう少し足を求めていきたい。

 ――6コース連対率29%は今節でも指折りの数字。予選ラストは6号艇は期待が高まる

 羽野:6コースは嫌いじゃない。6号艇はレース前に、メチャクチャ気が楽になるんですよ。唯一、まくられる心配がないので。6コースのときは展開を考えずSの質だけを求めていく。5コースにプレッシャーをかけるようなSを意識し、1Mはできるだけ踏み込んで臨機応変に差すか、まくり差すか?を決めたい。

 <4、11R出走>