【蒲郡ボート・GIヤングダービー】中心は卒業組の中田、福岡の篠崎

2017年09月18日 10時00分

【ボートレース蒲郡・プレミアムGⅠ「第4回ヤングダービー」カウントダウンコラム(4)展望、エンジン評価&水面】初日ドリーム戦出場の6選手はいずれも最年長の29歳。この“卒業組”がシリーズの中心となるはずだ。その中で選考期間内の最高勝率をマークしDR戦1号艇を得たのが中田竜太。

 4月のまるがめ65周年記念を制し、念願のGⅠウイナーの仲間入りを果たしたばかりだが、近年は地力強化が著しく、初代覇者の桐生順平に続く埼玉支部から2人目のチャンプ誕生の期待が高まる。

 とはいえ、選手層の厚さでいえば断然、九州地区勢が上だ。福岡の篠崎仁志、前田将太を筆頭に山田康二(佐賀)、さらに前年覇者の松田大志郎らがV戦線をリード。昨年、一昨年と2年連続で4人ずつ九州勢がV戦に駒を進めているデータは見逃せない。

 中でもGⅠ3Vの実績を誇る篠崎はすでに4年前、今大会の前身「新鋭王座決定戦」(2013年=桐生)を制覇しており、史上初の「新鋭王座&ヤングダービー」ダブル制覇の偉業に挑戦する。

 前田は8月の若松メモリアルで優出(6着)。SG2優出の実績は格上の存在といっていい。松田も近況好調だけに、史上初の連覇も夢ではない。

 一方、地の利ある地元愛知勢では、初日DR組の岩瀬裕亮を大将格に磯部誠、佐藤博亮らがV戦線に絡んでくる可能性がある。

 また今年のSG戦線での活躍に鑑みれば女子選手の初優出も大いに期待できる。特に遠藤エミと小野生奈はともに7月のまるがめSG「オーシャンC」では準優惜敗も、節間大暴れして話題を提供し続けた。今井美亜、守屋美穂、竹井奈美らもコース不問で一発の魅力は十分ある。

【エンジン】5月から使用開始して4か月が経過したが、絶対的なエース機は不在。上位クラスは拮抗している。そんな中でもトップ評価を下したいのが60号機だ。初下ろしからとにかく伸びが強烈で、前節の菅沼佳昭は初日から早々と「節一」宣言をしていた。

 次に評価が高いのが20号機。前回は119期女子新人・孫崎百世で「正直よく分からない」とコメントしていたがレース足はずっと軽快だった。

 3番手評価の56号機は2連対率トップの51%。実力派の中辻崇人が「回り足は選手生活で一番いい! とにかく素晴らしい」とベタ褒めしていただけに、実戦でのレース足には要注目したい。

 以下はそれほど差はなく“上位グループ”としてひとくくりにするのが妥当かも知れない。その中で6番目にある21号機は2連対率が21%しかないが、実はこれが“隠しダマ”だ。

 乗り手との兼ね合いもあって低率に甘んじているが、ここにきてパワーアップ傾向で魅力たっぷり! 使用されるかは微妙だが、出てくれば大暴れする可能性は十分だ。

【水面】水質は海水と淡水が混じり合った汽水。1Mから対岸まで156・7メートルあり、全国屈指の広大な水面だ。前期(2016年11月~今年4月)の1コースの1着率は52・4%で圧倒的にイン優勢。スリットで横一線になった時は内から順に上位着を占める出たなり決着になることも多い。

 センターからのまくりが決まってもインが残すケースも多く、カドまくりに乗ってその隣がマーク差しで続くセット券は他場ほど決まりづらい。

ピット~2Mまでの距離は126メートルありピット離れの差がコース取りに影響を与えることも多い。

 初秋のこの時期は南の向かい風基調だが、後半レースの時間帯に強風になることは少なく、静水面でのスピード戦の応酬が期待できる。