【まるがめボートSGオーシャンカップ】岩瀬裕亮 なりふり構わず結果を求める元祖天才

2017年07月07日 14時59分

早くから天才と呼ばれた岩瀬裕亮

【まるがめボート「SGオーシャンカップ」12日開幕=カウントダウンコラム(1)】ボート界に夏の到来を知らせる風物詩、まるがめSG「第22回オーシャンカップ」が12日に開幕する。SG戦線の“新興勢力”をピックアップする直前コラム「挑戦者たちの流儀」――。第1回は岩瀬裕亮(29=愛知・106期)の登場だ。

 いきなりデビュー初戦から1番人気に推された逸材は、A1昇格やGⅠ初優出こそ、とんとん拍子にきたが、大舞台ではまだ頭角を現すまでには至っていない。今回が2014年の若松「メモリアル」以来、2回目のSG出場で、前回から3年ものブランクがある。

「初めてSGに出た時はまだ右も左もわからない状態で1勝もできずに終わってしまった。次こそは、と思っていたけど結局、ここまで時間がかかってしまったことにふがいない思いはあります」

 記念戦線での優出ポイントで争われる当大会の出場権獲得の経緯もそうだ。「GII(昨年10月、からつMB大賞)の優勝戦3着があるだけですからね。注目度が高いGⅠでインパクトを残す活躍をできてない…」

 自力でつかみ取ったとはいえ、威張ることはできないもどかしさも感じている。だからこそ、20代最後の年を迎え、さらに上に這い上がるために意識改革の必要性を痛感している。

「レーススタイルも整備もいろいろ思うところはあるが、キレイ事を言っても何も始まらない。結果がすべてである以上、そこを追い求めていく」

 6月のとこなめGⅡ開催中、真剣な表情でこう語った後、すぐに行動を起こした。予選トップ通過が懸かった一戦で6号艇から2コース奪取。強攻策は不発に終わったが「攻める姿勢」を存分にアピール。これまでになかったニュースタイルはSG参戦を見据えた決意の表れといってもいい。

 岩瀬の最大の武器は華麗な乗艇フォームから繰り出すまくり差しだったが、それがここ最近は「まくり強攻」に変化しつつあるのは見逃せない。「攻める姿勢で自分の力がどこまで通用するか試してみたい。次のメモリアルにも選んでもらったし、今年こそ飛躍の年にしたい」。SG水神祭と同時にその上、初優出を果たすだけの潜在能力は秘めている。何よりも大事なのが強いハートであることも自覚している。

☆いわせ・ゆうすけ=1988年6月11日、愛知県生まれ。2010年5月、蒲郡デビュー、2節目の戸田で水神祭(初勝利)、13年10月児島で初V。14年3月とこなめでGⅠ初優出(5着)、同年8月若松「メモリアル」でSG初出場を果たした。106期同期は今井美亜、荒井翔伍ら。趣味はバイクの整備。身長163センチ。血液型=A。